排卵予測・排卵検査薬とは?

排卵検査薬とは、最も妊娠しやすい排卵日を予測する検査薬のこと。尿中のLH(黄体化ホルモン)の変化を調べ、「もうすぐ排卵が起こる」ことを事前に知ることができます。薬局やドラッグストアなどで第1類医薬品として購入できます。
排卵検査薬の仕組み
排卵検査薬は、尿を使って検査します。尿中に分泌されるLHが排卵前に急増する「LHサージ」を捉えることで、これから起こる排卵日を予測する仕組みです。
排卵検査薬を使用するメリット
排卵検査薬を使うメリットは、自宅にいながら簡単に排卵日を予測できること。これにより、妊娠しやすいタイミングを事前に把握することができます。
基礎体温との違いは?併用するメリット
基礎体温は体温変化から排卵の有無を確認し、排卵検査薬はホルモンの濃度から排卵のタイミングを予測します。併用すると、排卵日をより把握しやすくなります。
排卵検査薬を使い始めるタイミングは生理周期で決まる

排卵検査薬は、尿中のLH(黄体化ホルモン)が急増する「LHサージ」を捉える検査薬です。このホルモンは普段から少量ずつ分泌されていますが、排卵前に一時的に増えるため、この変化を捉えることで排卵日そのものではなく、排卵が近づいたサインを確認できます。排卵検査薬の使用開始時期は月経周期によって異なりますが、目安は次回の生理予定日の約17日前です。28日周期の場合は、生理開始から11日目に使い始めます。
生理周期から「検査開始日」を逆算する手順

検査開始日は、月経周期を確認し、「月経周期−17日」で計算します。生理開始日を1日目として数え、28日周期であれば11日目、30日周期であれば13日目が目安です。周期が41日以上の場合は、生理予定日の約17日前を目安に開始しましょう。検査開始が少し早くても問題ありませんが、遅れるとLHサージを見逃す可能性があるため、迷った場合には早めに始めることをおすすめします。月経周期の詳細は関連コラムをご覧ください。
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月経周期 |
検査開始日(生理開始から) |
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28日周期 |
11日目 |
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30日周期 |
13日目 |
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32日周期 |
15日目 |
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41日以上 |
生理予定日の約17日前 |

関連リンク:女性ホルモンと月経周期・基礎体温
生理不順・周期がバラつくときの開始日の決め方
月経周期が不規則な場合は、直近の2〜3周期で最も短かった周期を基準に、検査開始日を決めましょう。例えば、28日周期と32日周期を繰り返す場合は、28日周期を基準に計算します。そのほうがLHサージを取り逃しにくくなります。周期が安定しない方は、最初の1〜2ヶ月は月経周期を記録し、自分のパターンを把握しておきましょう。
関連リンク:基礎体温は妊活期の体の変化を察知できるバロメーター
排卵検査薬の使い方(検査の回数・時間帯・手順)

1日の検査回数の目安
排卵検査薬は基本的に1日1回、検査します。排卵が近づいたら1日2回に増やすと、短時間で起こるLHサージを見逃しにくくなります。検査は朝・昼・夜いつでも構いませんが、毎日同じ時間帯に行いましょう。1日2回検査する場合も、朝・夕など時間を決めて続けることが大切です。
検査に適した時間帯と尿のとり方
毎日できるだけ同じ時刻に検査しましょう。時間帯は午前10時以降、昼頃から夕方が目安です。予定した時刻から2〜3時間程度のずれであれば、問題ありません。検査は尿を検査薬にかける、または採取した尿に浸す方法で行います。使用方法は製品の説明書に従ってください。
採尿から判定までの手順
より正確な結果を得るため、検査前は次の点に注意しましょう。検査前4時間くらいは排尿を避け、水分の摂りすぎも控えます。スティックの採尿部に直接尿をかけるか、紙コップなどの清潔な容器にためた尿に検査薬を浸します。その後は平らな場所に置き、説明書に記載された判定時間(目安3〜10分)で結果を確認してください。
陽性サインが出た後の妊娠しやすいタイミング
排卵検査薬で陽性反応が出た当日から翌日は、最も妊娠しやすいタイミングです。陽性反応から2日以内に排卵が起こると予測されるため、濃い陽性を待たずにタイミングをとりましょう。陽性前から1〜2日おきに性交渉することで、排卵のタイミングと精子の生存期間が重なりやすくなります。
関連リンク:妊娠しやすい時期、タイミング法とは
使う前に知っておきたい注意点

水分を摂りすぎない
検査前に水分を摂りすぎると尿が薄まり、LH濃度が低く出て、正しく判定できないことがあります。検査前は水分の摂りすぎを避けましょう。
使用方法をよく読む
排卵検査薬はさまざまな種類があり、製品によって判定方法や感度が異なります。使用前に説明書を確認し、正しく使いましょう。
多嚢胞性卵巣症候群の場合
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方は、もともとLH値が高いため、偽陽性になる(誤って陽性反応が出る)ことがあります。
陰性が続くとき
LHサージの上昇から下降までは非常に短く、1日2回検査する間にピークがあった場合、陽性にならないこともあります(偽陰性)。陽性が出ない状況が続くなら、婦人科に相談しましょう。
排卵検査薬を使用しても妊娠しない場合、いつ受診すればいい?
排卵検査薬を使っても妊娠しない場合は、受診を検討しましょう。受診の目安は35歳未満では1年、35歳以上では半年です。医療機関では超音波検査やホルモン検査で、排卵の状態を確認できます。
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まとめ
排卵検査薬は、月経周期に合わせて適切な時期から使い始め、正しい方法で使用することが大切です。排卵が近づいたサインの見方や妊娠しやすいタイミング、使用時の注意点を理解し、妊活に役立てましょう。
