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妊活

妊活とは?男性・女性ともに知っておきたい準備や流れについて

池田 裕美枝先生

医学博士、産婦人科医、内科認定医、海と空クリニック京都駅前 院長

妊活とは?男性・女性ともに知っておきたい準備や流れについて

この記事でわかること

「いつかは子どもが欲しい」と考えたときに、知っておきたいのが「妊活」について。そもそも妊活とは何をするのかという基本的な知識や必要な準備、男女で取り組むべきポイントなど、一緒に確認していきましょう。

妊活とは何か

妊活とは?いつか赤ちゃんが欲しいなら知っておきたい情報

妊活(にんかつ)とは、妊娠を望むカップルが赤ちゃんを授かるために行う取り組みのことです。妊娠に向けて健康管理や生活習慣を見直し、妊娠しやすい体づくりなど、男女が協力しながら準備を計画的に進めていきます。

妊活が必要な理由

約80%のカップルは妊娠を試み始めて最初の6ヶ月程度で妊娠するというデータもありますが、「妊娠のしやすさ」は女性の年齢により大きく変化します。月経1周期あたりの自然妊娠率は加齢とともに低下し、女性の年齢が21~24歳のカップルの妊娠確率を100%としたとき、特に30代後半から低下のスピードが増し、40歳を過ぎるとさらに大きく低下すると報告されています。そのため、早めの準備や健康管理が大切になってきます。

女性の年齢が21~24歳のカップルの妊娠確率を100%とした場合

年齢

自然に妊娠できる確率(1周期あたり)

25~27歳

91%(9%低下)

28~30歳

88%(12%低下)

31~33歳

87%(13%低下)

34~36歳

82%(17%低下)

37~39歳

60%(40%低下)

40~45歳

40%(60%低下)

参照:一般社団法人 日本生殖医学会

関連記事:希望の子どもの数から考える妊活開始時期

妊活の流れ

妊活とは?流れを知りたい

妊活の進め方は体の状態やライフプランによって異なりますが、カップルで気持ちを共有しながら進めることが大切です。

①「タイミング法」:排卵日に合わせて性交渉を行う。最も一般的なファーストステップです。

② 病院で検査:1年ほど避妊をしない性交渉を続けても妊娠に至らない場合、病院で検査を。

③ 不妊治療を検討:検査結果をもとに、自分たちに合った方法を検討していきます。

妊娠しやすい時期を知る方法

排卵日を予測する 

一般的に妊娠しやすい時期は、排卵日の約5日前から排卵日といわれています。

妊娠の可能性が高くなる(妊娠しやすい)期間の図

この妊娠しやすい時期(排卵日)をセルフチェックできる方法として、

・生理周期の把握 ・排卵検査薬 について紹介します。

生理周期の把握

排卵日は、一般的に「次の生理が始まる日の約14日前」に訪れるとされています。生理周期には個人差がありますが、生理開始日を記録し、3ヶ月分ほどの平均から周期を把握することで排卵日の予測に役立ちます。

排卵検査薬

排卵日をより正確に把握するには、排卵検査薬の使用もおすすめです。ドラッグストアなどで購入できる排卵検査薬は、採尿部に尿をかけることで尿中の黄体形成ホルモンの濃度を測定し、排卵時期を予測できます。

妊活を始めてから妊娠までの期間はどれくらい?

妊活とは?妊活を始めてから妊娠するまで

妊娠までにかかる期間には個人差がありますが、一般的には数ヶ月〜1年程度。年齢や健康状態なども影響しますが、妊娠を希望していて定期的に性交渉しても、1年以上妊娠しなければ「不妊」に当てはまる可能性もあります。

病院で不妊治療を受ける目安

妊活とは?病院で不妊治療を受ける目安はあるの?

病院で不妊治療を受ける時期に明確な決まりはありませんが、34歳以下は1年、35~40歳は半年妊活を続けても妊娠しない場合が目安です。40歳以上や持病・気になる症状がある場合は、特に早めの受診をおすすめします。

不妊治療の種類

病院で行う不妊治療は、大きく3つ。

●タイミング法…エコー検査などで予測した排卵日に合わせて性交渉をする方法

●人工授精…採取した精子を子宮内に注入する方法

●体外受精…卵子と精子を体外に取り出し受精・培養。受精卵の状態で子宮に戻す方法

不妊治療の治療費用はどれくらい?

不妊治療の費用は治療内容によって異なり、高度な治療ほど高額になります。ただし、基本的な不妊治療は保険適用されています。

タイミング法…数千円~1万円程度

人工授精…1周期あたり1万~3万円程度

体外受精…採卵1回10万~15万円程度

※保険適用後の金額

保険適用される不妊治療の年齢・回数

体外受精・顕微授精の保険適用は、治療開始時の女性が43歳未満であることが条件。40歳未満は通算6回、40~43歳は通算3回まで適用されます。なお、タイミング法と人工授精に要件はありません。

妊娠しやすいカラダをつくるセルフケア

妊活とは?妊娠しやすい体をつくるためにできること

睡眠・食事・運動を整える

妊娠に向けた体づくりには、バランスのよい食事、適度な運動、十分な睡眠など日々の生活習慣が大切です。特に意識したいのは毎朝同じ時間に起きること。体内時計が整うと、ホルモン分泌が安定し、卵子の成長もサポートします。

ストレスをため込まない

過度なストレスはホルモンバランスや自律神経に影響し、排卵や精子の状態に影響することがあります。適度に休息をとり、リラックスする時間にも意味があります。大切にしましょう。

ブライダルチェックを受ける

妊娠に悪い影響がある病気がないか、体の状態を確認するブライダルチェックや妊活ドックなどの検査を受けましょう。女性だけでなく男性も自分の状態を把握することで、妊活の方針を具体的に考えやすくなります。

妊活・女性の体調管理サポートならRizMo

妊活は、自分たちの体と向き合うことから始まります。RizMoは、リズムモニターをつけて眠るだけで、就寝中の衣服内温度から低温期と高温期の変化を自動で計測し、日々のリズムを可視化。無理なく簡単に続けられ、妊活中の女性の体調管理をサポートします。

まとめ

妊活中はしんどい気持ちや焦りを感じることもあるかもしれません。そんなときのためにも、カップルで気持ちを共有しながら進めることも大切です。体調共有アプリなども活用しながら支え合って進めていきましょう。

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*RizMoは、体調管理のための予測やアドバイス、情報コンテンツを提供するサービスです。
個別の診断や医療行為を行ったり、情報の正確性を保証するものではありません。

監修者プロフィール

池田 裕美枝先生

池田 裕美枝先生

医学博士、産婦人科医、内科認定医、海と空クリニック京都駅前 院長

HP : https://ninomiya-lc.jp/umisora

池田 裕美枝先生からのメッセージ

自分の体や心の状態を理解し、何が体調に影響しているのかがわかるだけでも、不安が和らぎ、気持ちが楽になることもあります。

また、自分の体のリズムを知り、体調を予測できると、無理をしない過ごし方を選んだり、必要なときに周囲のサポートを受けたりしやすくなります。自分の体を知り、大切にすることは、これからの健康や人生の選択肢を広げることにつながるはずです。

専門分野

女性ヘルスケアをはじめ、婦人科診療や女性の性と生殖に関する健康(SRHR)、ライフステージに応じた総合的な女性医療を専門とする。

経歴・プロフィール

京都大学医学部卒業。医学博士。認定内科医、産婦人科専門医、女性ヘルスケア専門医、社会医学系専門医。リバプール熱帯医学校にてリプロダクティブヘルスディプロマ、米国内科学会プログラムにてメイヨークリニックで女性医学研修。神戸市立医療センター中央市民病院女性外来担当。医療法人心鹿会海と空クリニック京都駅前院 院長。
女性医療を医学、社会学、倫理学、公衆衛生学など多様な側面で問い直し、ひとりひとりが心と身体を健やかに過ごせる様にお手伝いすることをモットーに取り組んでいる。

保有している資格・所属学会

医学博士
日本産科婦人科学会認定専門医
日本女性医学学会認定女性ヘルスケア専門医
日本内科学会認定医
社会医学系専門医

所属しているクリニック・団体

海と空クリニック京都駅前院 院長
一般社団法人 SRHR Japan 代表理事
NPO法人 女性医療ネットワーク 理事長
日本産科婦人科学会
日本女性医学学会
日本内科学会

※本記事の内容に関しては執筆時点の情報となります。

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