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妊活

排卵日の症状とは?現れる体の変化と排卵日の特定方法をわかりやすく解説

池田 裕美枝先生

医学博士、産婦人科医、内科認定医、海と空クリニック京都駅前 院長

排卵日の症状とは?現れる体の変化と排卵日の特定方法をわかりやすく解説

この記事でわかること

排卵日が近づくと、下腹部の痛みやおりものの変化など、さまざまな症状が現れることがあります。この記事では、排卵期に起こりやすい体の不調や、排卵日を予測する方法、症状がつらいときの対処法をわかりやすく解説します。

そもそも排卵・排卵期とは?体の中で起きていること

排卵・排卵期に体の中で起きていること

排卵とは、卵巣で卵胞(卵子を包む袋)が成長し、成熟した卵子が卵巣の外へ放出される現象です。まずは卵胞刺激ホルモン(FSH・卵胞を育てるホルモン)の働きで卵胞が成長し、卵胞ホルモン(エストロゲン)が増えます。その後、黄体化ホルモン(LH・排卵を促すホルモン)が多く分泌されることで卵胞が破れ、卵子が飛び出します。

排卵日(排卵期)に現れる主な症状・体の変化

排卵日(排卵期)に現れる主な症状・体の変化

おりものの変化

排卵が近づくと、おりものの量が増え、生卵の白身のように透明でよく伸びる状態になることがあります。量や状態には個人差があり、ほとんど気にならない人もいます。

排卵痛(下腹部の痛み)

排卵期には、下腹部に痛みを感じることがあります。卵子が放出される際に卵胞が破れ、卵胞液や血液が流れ出ることで起こるとされています。

少量の出血

排卵期に少量の出血が見られることがあり、これを「排卵出血」といいます。エストロゲンの一時的な減少により、子宮内膜の一部がはがれ落ちることで起こります。

倦怠感・だるさ

体がだるい、しんどいと感じることがあります。これは、排卵に伴うホルモンバランスの変化によるものです。無理をせず、体をいたわって過ごしましょう。

イライラ・気分の変化

ホルモンバランスの変化によって、イライラしたり、怒りっぽくなったりすることがあります。気分の変化には個人差があります。

便秘

排卵後、黄体期に便秘になる人もいます。黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で腸の働きが鈍くなることが原因とされ、水分補給や軽い運動を心がけることが大切です。

吐き気

排卵期に吐き気を感じることがあります。エストロゲンやプロゲステロンが変動する影響で、胃腸の働きが活発になることが原因とされています。

排卵日を特定する方法

基礎体温を測る

基礎体温は、目覚めたら起き上がる前に、できるだけ同じ時間帯に婦人体温計で測ります。低温期から高温期へ移る時期に排卵が起こるとされ、体温が上がり始める前後が排卵の目安と考えられています。

低温期から高温期への2相性グラフ

おりもの(頸管粘液)の状態を観察する

排卵が近づくと、おりものは生卵の白身のように透明で、10cmくらい伸びるようになります。これが排卵間近のサインです。排卵日頃は量が多く、月経前に減るため、おりものの伸びや量を観察することが、排卵時期を知る目安になります。

排卵日予測検査薬を使う

排卵日予測検査薬は、排卵日を予測する方法の一つです。尿中の黄体化ホルモン(LH)を測定し、月経開始予定日の約17日前から1日1~2回チェックします。基礎体温の記録とあわせて活用すると精度が高まります。

排卵日の症状がつらいときの対処法

排卵日の症状がつらいときの対処法

排卵日の症状がつらいときは、無理をせず体を休めることが大切です。入浴や軽いストレッチで血流を促し、だるさや不快感の軽減を目指しましょう。便秘ぎみの場合は、水分をしっかりとり、軽い運動やストレッチを取り入れるほか、食物繊維や乳酸菌を意識して摂取することもおすすめです。また、好きな音楽を聴いたり、友人と話したりしてストレスをためないよう心がけましょう。症状が強い場合は医療機関を受診してください。

排卵日と妊娠しやすい時期の関係

排卵日と妊娠しやすい時期の関係

妊娠を希望している場合、排卵日を意識する人は多いでしょう。妊娠しやすいのは排卵日当日だけではありません。精子は女性の体内で約5日生存し、卵子が受精できる時間は約1日です。そのため、妊娠しやすい時期は排卵日の数日前から当日にかけてとされています。基礎体温やおりものの変化を観察して排卵のタイミングを把握することは、妊活や日頃の体調管理にも役立ちます。

こんなときは医療機関へ相談を

こんなときは医療機関へ相談を

排卵期の症状には個人差があり、軽い排卵痛や少量の排卵出血は心配のないこともあります。ただし、動けないほどの強い痛みや症状が長く続く場合や、日常生活に支障があるような場合には、婦人科を受診しましょう。少量の排卵出血は病気ではありませんが、気になる症状があるのであれば、早めに相談すると安心です。

排卵日の症状に関するよくある質問

排卵日の症状に関するよくある質問

基礎体温だけで排卵日はわかる?

基礎体温だけでは排卵日を特定できないため、おりものの状態や排卵日予測検査薬もあわせて活用しましょう。

排卵痛は病気ですか?

軽い排卵痛は心配ないことが多いですが、動くのがつらいほど強い痛みがある場合は、婦人科を受診しましょう。

排卵出血が心配です

少量の排卵出血は心配ないことがほとんどです。気になる場合は、婦人科へ相談しましょう。

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まとめ

排卵期には、おりものの変化や、排卵痛などのさまざまな症状が現れることがあります。基礎体温やおりものを観察し、排卵日予測検査薬を活用して排卵のタイミングを把握することは、妊活や日頃の体調管理に役立ちます。

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監修者プロフィール

池田 裕美枝先生

池田 裕美枝先生

医学博士、産婦人科医、内科認定医、海と空クリニック京都駅前 院長

HP : https://ninomiya-lc.jp/umisora

池田 裕美枝先生からのメッセージ

自分の体や心の状態を理解し、何が体調に影響しているのかがわかるだけでも、不安が和らぎ、気持ちが楽になることもあります。

また、自分の体のリズムを知り、体調を予測できると、無理をしない過ごし方を選んだり、必要なときに周囲のサポートを受けたりしやすくなります。自分の体を知り、大切にすることは、これからの健康や人生の選択肢を広げることにつながるはずです。

専門分野

女性ヘルスケアをはじめ、婦人科診療や女性の性と生殖に関する健康(SRHR)、ライフステージに応じた総合的な女性医療を専門とする。

経歴・プロフィール

京都大学医学部卒業。医学博士。認定内科医、産婦人科専門医、女性ヘルスケア専門医、社会医学系専門医。リバプール熱帯医学校にてリプロダクティブヘルスディプロマ、米国内科学会プログラムにてメイヨークリニックで女性医学研修。神戸市立医療センター中央市民病院女性外来担当。医療法人心鹿会海と空クリニック京都駅前院 院長。
女性医療を医学、社会学、倫理学、公衆衛生学など多様な側面で問い直し、ひとりひとりが心と身体を健やかに過ごせる様にお手伝いすることをモットーに取り組んでいる。

保有している資格・所属学会

医学博士
日本産科婦人科学会認定専門医
日本女性医学学会認定女性ヘルスケア専門医
日本内科学会認定医
社会医学系専門医

所属しているクリニック・団体

海と空クリニック京都駅前院 院長
一般社団法人 SRHR Japan 代表理事
NPO法人 女性医療ネットワーク 理事長
日本産科婦人科学会
日本女性医学学会
日本内科学会

※本記事の内容に関しては執筆時点の情報となります。

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