そもそも「おりもの」とは?知っておきたい3つの役割

腟内の環境を清潔に保つ
腟や子宮から分泌される液体「おりもの」。腟内を清潔に保ち、雑菌の増殖を抑えながら感染などから体を守る役割があります。
精子の進行をサポート
排卵期のおりものはサラサラな状態になり、精子が子宮内へ進みやすい環境を整え、卵子とのスムーズな受精をサポートします。
体調管理の目安になる
おりものの異変は不調のサインです。色や量、においの変化は性感染症をはじめとする、病気の兆候となることがあります。
排卵期・排卵日と妊娠のしくみ

排卵期は排卵日前後の数日間を指します。その期間のうち、排卵日に卵巣から卵子が放出され、性交渉で子宮へ入った精子と卵管で出合い受精すると、妊娠が成立します。
【時期別】排卵日や月経周期によるおりものの変化
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時期 |
おりものの特徴 |
妊娠のしやすさ |
|---|---|---|
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月経期 |
経血が出ているため、おりものの変化がわかりにくい |
低い |
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卵胞期 |
徐々に量が増え、透明感が出てくる |
高まり始める |
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排卵期・排卵日 |
量が増え、透明でよく伸びる。生卵の白身のような状態に |
最も高い |
|
黄体期 |
量が減り、白っぽく粘り気が強くなる |
低くなる |
1. 月経(生理)後、卵胞期前半のおりもの
月経直後はおりものの量が最も少なく、残った経血が混じる場合もあります。その後、次の排卵に向けて卵胞が成熟するにつれて、おりものの量は徐々に増えていきます。この時期のおりものは、指で広げてもほぼ伸びません。
2. 卵胞期後半のおりもの(排卵直前2〜3日前)
卵胞期後半になると女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が増え、おりものの量も増加します。排卵日が近づくにつれて透明感が増し、粘り気が強くなって、指でつまむとよく伸びる状態へと変化します。
3. 排卵期のおりもの(のびるおりもの)
排卵期は、おりものの量が最も多くなります。サラサラした透明で、数センチ〜10cmほど[2.1]よく伸びる「伸びるおりもの(のびおり)」状態に。精子が子宮内へ進みやすい環境を整え、卵子との出合いをサポートします。
4. 排卵日以降から黄体期のおりもの
排卵後は黄体期に入り、プロゲステロン(黄体ホルモン)の影響でおりものの量は徐々に減少します。透明だったおりものは白く濁り、粘り気が強くなります。排卵前のようによく伸びる性質は次第に弱まります。
おりものから排卵日を予測する方法3選

排卵日付近のおりものの状態を確認する
トイレや入浴時におりものの伸びを確認すると、排卵日のおおよその目安になります。最もよく伸びるのは排卵日直前といわれますが、個人差があるため参考程度に考えましょう。
基礎体温から排卵日を予測する
体温が低温期から高温期に上がり始める数日間が排卵期といわれます。おりものの状態と毎日の基礎体温の記録をあわせて確認すると、排卵日の目安をより把握しやすくなります。

関連リンク:基礎体温は妊活期の体の変化を察知できるバロメーター
排卵チェッカーや排卵おりものシートで予測する
尿で排卵日を予測できる排卵日予測検査薬や、おりものに含まれる成分から排卵日を予測する排卵おりものシートを活用するのも一つの方法です。ドラッグストアやECサイトで購入可能です。
【あわせて知りたい】妊娠によるおりものの変化・特徴
妊娠初期は、おりものの量が増え、水っぽくなるほか、着床出血が混ざり茶色っぽくなることがあります。生理前と似ているため、おりものだけでなく体調の変化も確認し、気になる場合は産婦人科医に相談しましょう。
おりものの異常・受診すべき目安

おりものの色・状態・においがおかしい
おりものの状態が普段と異なり、黄色・緑色・血混じりのおりものや、酒粕状・泡状、強い生臭さを伴う場合は、カンジダ腟炎やクラミジア感染症などの感染症や婦人科疾患の可能性があります。
おりものがない・出ない、生活習慣による変化
おりものが極端に少ない場合は、加齢やストレス、卵巣機能の低下によるホルモンバランスの乱れが原因のことがあります。また、風邪などの体調不良でも状態は変化します。
病院(婦人科)を受診すべき状態
外陰部のかゆみや痛みを伴ったり、異常なおりものが続く場合は放置せず、早めに産婦人科を受診しましょう。おりものの異変は自己判断が難しいため、医師に相談することが大切です。
排卵期にのびるおりものを増やす(質を高める)ケア
健康なおりものの分泌に必要な栄養素
おりものの状態は、ホルモンの分泌や体調の影響も受けます。そのため、女性に不足しがちなビタミンEや亜鉛、タンパク質などを含む栄養バランスのよい食事を心がけ、体調を整えることが大切です。
のびるおりものを増やす生活習慣とストレス解消法
おりものの本来の働きや状態を保つためには、血流やホルモンバランスを整えることも大切です。適度な運動や十分な睡眠、趣味や休息などでストレスをためない生活を心がけてみましょう。
排卵日やおりものに関するよくある質問(Q&A)

Q:排卵期におりものが茶色っぽい・ピンク色になるのは問題ない?
生理と生理の間に起こる「中間期出血」の可能性があります。人によっては軽い下腹部痛を伴うことも。通常は数日で治まる一時的なものなので心配はいりませんが、出血が長引く、量が多い場合は産婦人科を受診しましょう。
Q:排卵日におりものは水っぽい状態になる?
排卵日が近づくとエストロゲンの影響で、おりものは透明でサラサラと、よく伸びる状態になります。量が増えてきたら排卵日が近いサインの一つです。排卵後は量が減り、白っぽく粘り気のある状態へと変化します。
Q:排卵日以降のおりものはゼリー状や白いかたまりになる?
排卵後はおりものの量が減り、白く濁って粘りのあるゼリー状になるので心配ありません。ただし、酒粕やカッテージチーズのような状態のものが混ざり、かゆみを伴う場合は、感染症の可能性があります。医師に相談を。
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まとめ
排卵日前後のおりものの変化は、妊娠しやすいタイミングを知る大切なサインです。基礎体温の記録もあわせて体のリズムを把握しながら、日頃から自分の体調や変化に目を向け、無理のないセルフケアを心がけましょう。
