生理前に体温が上がる原因は?

生理前の体温上昇は、排卵後にプロゲステロン(黄体ホルモン)が増えることによる、自然な反応です。通常はわずかな体温上昇ですが、37.5℃以上の発熱や強い倦怠感などがある場合は、ほかの原因も考えられます。
黄体ホルモンの働き
生理前の体温はいつから上がるのか?というと、排卵後です。仕組みとしては、排卵後に分泌量が増えるプロゲステロンが、脳の視床下部にある体温調節中枢に働きかけ、基礎体温を上昇させます。同時に、このホルモンには、子宮内膜を整えて受精卵が着床しやすい環境をつくり、妊娠に向けて体の状態を整える役割もあります。
高温期の体温の目安
高温期の基礎体温は、低温期より0.3~0.5℃ほど高いのが目安です。また、平熱と同じように基礎体温にも個人差があります。大切なのは毎日の基礎体温を継続して記録し、自分の低温期と高温期の変化を把握することです。

関連記事:高温期は何度まで上がる?妊娠した時の高温期の関係性と基礎体温の測り方を紹介
体温が下がる時期
排卵後に上昇した基礎体温ですが、高温期が約2週間続きます。妊娠が成立しなかった場合は、生理が始まるころにプロゲステロンの分泌が減少し、それに伴って基礎体温も下がり、低温期へ戻ります。このように、基礎体温は月経周期に伴うホルモンの変化によって、低温期と高温期を繰り返します。
PMSの症状チェックリスト

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チェック |
心の症状 |
チェック |
身体の症状 |
|---|---|---|---|
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□ |
希望が持てなかった |
□ |
疲れやすかった、だるかった、元気が出なかった |
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□ |
不安と緊張を感じた、ピリピリしていた、ギリギリな感じだった |
□ |
特定のものを食べたくてしかたなかった |
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□ |
気分に波があった(急に悲しくなったり涙が出たりした) |
□ |
寝過ぎた、居眠りをした、起きづらかった |
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□ |
人と衝突したり、うまくいかなかったりした |
□ |
乳房の張り、体重増加があった |
参照:池田裕美枝, 江川美保. 短縮版Daily Records of Severity of Problems(DRSP)8項目の記憶型尺度“Premenstrual Syndrome Short Scale 8 items(PMS-8)”への応用と,妥当性および信頼性の検討. 心身医学. 2024;64:152-60.
生理前の熱っぽさへの対処法

生理前に熱っぽさやだるさを感じるときは、十分な睡眠と栄養をとり、生活リズムを整えましょう。カフェインやアルコールを控え、ストレッチや深呼吸などでリラックスすることも対処法の一つです。つらいときは無理をせず、仕事などの負担を減らして、自分の体調を優先しましょう。頭痛や腹痛などの症状には市販の鎮痛薬を服用する方法もありますが、妊娠している場合は胎児に影響を及ぼす成分もあります。症状が改善しない場合は、自己判断せず、婦人科への相談を検討してください。
妊娠初期と生理前の体温の違い

生理前と妊娠初期は、どちらも体温が高い状態(高温期)が続くため、体温だけで見分けるのは困難です。もし妊娠していれば高温期がそのまま続きますが、生理が遅れていないか、ほかに体調の変化がないかもあわせて確認しましょう。
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特徴 |
生理前(PMS) |
妊娠初期 |
|---|---|---|
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高温期の期間 |
約2週間 |
2~3週間以上続く |
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主な症状 |
イライラ、不安感、だるさ、眠気、乳房の張りなど |
吐き気、だるさ、乳房の張りなど |
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生理の有無 |
体温が下がると生理が始まる |
生理がこない |
生理前や妊娠初期の症状や程度には、どちらも大きな個人差があります。症状がない人もいれば、寝込むほどつらい人もいます。
高温期が続く期間
排卵後はプロゲステロン(黄体ホルモン)の働きにより、基礎体温が低温期より0.3~0.5℃ほど上がります。この高温期は約2週間続き、妊娠が成立しなければ、生理開始に向けて体温が下がります。妊娠の可能性を考える際は、体温の高さだけでなく、高温期が続く期間にも注目しましょう。基礎体温を継続して記録し、生理予定日を過ぎても体温が下がらず、高温期が2~3週間以上続く場合は、妊娠の可能性がある、と判断する目安になります。
関連記事:基礎体温は妊活期の体の変化を察知できるバロメーター
体温以外の初期症状
妊娠初期には、着床に伴う少量の出血(着床出血)や、おりものの量・状態の変化、つわり、頻尿、嗅覚や味覚の変化などがみられることがあります。着床出血は、生理より出血量が少ないのが特徴です。一方で、だるさや眠気、胸の張りなどは生理前にもみられるため、症状だけで妊娠しているかどうかを見分けるのは難しいでしょう。
関連記事:生理1週間前の症状は?妊娠初期やPMSとの違いと見分け方を徹底解説
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受診を検討すべき症状

生理前の体温上昇は通常0.3~0.5℃程度です。一方で、37.5℃以上の発熱が数日続く場合は、ホルモンの変化ではなく、ほかの疾患や感染症が原因かもしれません。また、喉の痛みや強い倦怠感、悪寒などを伴う場合も、無理は禁物です。
生理前の体温上昇でも眠気や軽い倦怠感が現れることはありますが、明らかな痛みや強い体調不良がある場合は注意しましょう。発熱の程度や持続期間、ほかの症状の有無を確認し、普段の生理前とは違うと感じたり、体調不良が続いたりするのであれば、早めに医療機関を受診しましょう。
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まとめ
生理前に体温が上がるのは、主にプロゲステロンの働きによる自然な反応です。高温期は約2週間続き、生理が始まるころに体温が下がります。基礎体温を記録すると、自分の体温の変化やリズムを把握するのに役立ちます。
