生理が来ないのはなぜ?

日本の基準では、正常な生理(月経)周期の目安は24~38日です。生理が来ないと不安に思う場合もあるかもしれませんが、数日程度のズレは、ストレスや体調、生活習慣などによって起こることもあり、必ずしも異常とは限りません。一方、90日以上生理がない状態は「無月経」とされ、何らかの原因が隠れている可能性もあります。
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女性ホルモンが果たす役割

女性ホルモンは、脳からの指令を受けて卵巣から分泌されます。生理に関わる女性ホルモンは卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2つ。エストロゲンは卵子の成長や子宮内膜を厚くし、プロゲステロンは受精卵が着床しやすい環境を整えて妊娠を維持する働きがあります。この2つの女性ホルモンの変動により、生理が起きます。
正常な生理周期の目安
生理が始まった日を「1日目」として、次の生理が始まる前日までの日数を数え、生理周期といいます。日本の基準では、正常な生理周期は24~38日が目安です。ただし、生理周期は毎回ぴったり同じとは限らず、体調等に影響されることも多いです。前後1週間程度のズレであれば、過度に心配する必要はありません。
妊娠の可能性がある場合

性交渉があった場合は、まず妊娠の可能性を考えましょう。避妊をしていても、妊娠を100%防げるわけではありません。
・妊娠検査薬→原則、生理予定日の1週間後から使用可能
・陽性の場合→早めに産婦人科を受診してください
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妊娠の初期症状とは?
妊娠初期には、生理が来ないこと以外にも、微熱が続く、眠気やだるさを感じる、胸が張る、吐き気や食欲の変化などの症状が現れることがあります。ただし、症状の内容、現れ方や程度、症状には個人差があり、ほとんど変化を感じない人もいます。症状だけで妊娠の有無を判断することはできないので注意しましょう。
妊娠検査薬を使う適切なタイミング
妊娠検査薬は、妊娠すると尿中に排出されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を検知して妊娠を判定します。使用の目安は、生理予定日の約1週間後、または性交渉から約3週間後です。早すぎる検査ではhCGの量が少なく、妊娠していても正確に判定できない場合があるため、適切な時期に使用しましょう。
妊娠以外で生理が遅れる主な原因は?

妊娠以外にも、生理が遅れる原因は様々。原因は一つとは限らず、複数の要因が重なっていることもあります。
・心身のストレス
・睡眠不足
・急激な体重変化
・過度な運動や無理なダイエット
・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの疾患
・閉経が近い
ストレスは脳から卵巣への指令に影響し、ホルモンバランスを乱すことがあります。
関連リンク:生理不順(月経不順)とは|原因・種類・治し方と受診の目安
過度なストレスによる影響
環境の変化や睡眠不足などのストレスが続くと、女性ホルモンの分泌に影響して生理が遅れることがあります。まずは、以下の項目で自分の状態を振り返ってみましょう。
□ 眠れない・眠りが浅い
□ 疲れやすく、疲れが取れない
□ 食欲がない、または食べ過ぎる
□ イライラする
□ 体の不調がある
□ 仕事や人間関係で強いストレスを感じている
急激な体重の変化
過度なダイエットや急激な体重減少、激しい運動などでエネルギーが不足すると、体は強いストレス状態に。
脳(視床下部)が「妊娠に適さない状態」と判断し、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が低下、排卵が起こらず生理が止まることがあります。激しい運動による無月経は「運動起因性無月経」と呼ばれることがあります。
また、エストロゲンは骨の成長や維持にも役立っています。そのため、生理が止まるだけでなく、骨がもろくなり骨折しやすくなったり、将来の骨粗しょう症のリスクを増加させることも危惧されます。
甲状腺などの疾患
バセドウ病などの甲状腺機能異常のほか、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や早期卵巣不全(POI)なども、生理が遅れる・来ない原因の一つです。このような病気は20~40歳の女性に多いとも言われ、不妊や流産の原因にもなります。生理不順が続く、ほかにも気になる症状がある場合は、放置せず専門医に相談しましょう。
病院へ受診すべき目安

生理不順で婦人科を受診する目安(年齢別)
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年齢 |
受診すべき目安 |
考えられる原因・様子を見て良い場合など |
|---|---|---|
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20歳以下 |
3ヶ月以上生理がない場合は受診を検討 |
初潮から2~3年以内は周期が安定しないこともあります。ただし、長期間生理がない場合は、将来の妊娠や婦人科疾患への影響を考え、早めに相談しましょう。 |
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20〜45歳 |
3ヶ月以上生理がない、または生理不順が続く場合は早めに受診 |
ホルモンバランスの乱れや排卵障害が隠れている場合があります。検査でホルモン値などを確認し、原因に合わせた治療を行います。 |
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45歳以上 |
生理周期の変化が気になる場合は受診を検討 |
更年期による閉経が変化の要因の可能性もありますが、婦人科疾患が原因の場合もあるため、自己判断せず相談することが大切です。 |
生理が遅れることが一時的であっても、3ヶ月以上生理がない場合は、年齢にかかわらず婦人科への受診を検討しましょう。また、生理不順が続く、周期が大きく乱れる、出血量や痛みなどに変化がある場合も受診の目安です。
意図しない妊娠の場合は、3ヶ月以内であれば医療機関で対応できます。ひとりで悩まず、できるだけ早めに婦人科へ相談しましょう。
婦人科で行う検査の流れ

婦人科では、まず生理周期や症状、生活習慣などについて問診を行い、必要に応じて血液検査や超音波検査などで原因を調べます。検査結果をもとに治療方針を定めていきます。検査は痛みに配慮して行われますので、安心してください。日頃から基礎体温や体調を記録しておくと、診察時の参考になります。
関連リンク:女性ホルモンと月経周期・基礎体温
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生理周期や体調の変化を記録することは、自分の体を知る第一歩です。RizMoは、リズムモニターをつけて眠るだけで、就寝中の衣服内温度から低温期と高温期の変化を自動で計測し、日々のリズムを可視化。無理なく簡単に続けられ、女性の体調管理をサポートします。
関連リンク:月経周期のステージで変わる女性の体
まとめ
生理が来ない・遅れる原因は、妊娠だけではなく、ストレスや生活習慣の変化など様々。1ヶ月生理が来ない場合など、生理不順が続いたり、いつもと違う状態が続くときは、そのままにせず、婦人科に相談しましょう。
