生理不順(月経不順)とは|正常な生理周期との違い

生理不順とは、月経周期や経血量、月経期間に乱れがある状態を指します。日本の基準では、正常な月経周期は24〜38日で、多少のずれ(1週間程度)であれば問題ありません。ただし、周期が24日以内・39日以上の場合や、3ヶ月以上生理がない、出血量が極端に少なく1〜2日で終わってしまう場合などは注意が必要です。
関連リンク:月経不順と無月経について
関連リンク:正常な月経とは
生理不順に悩む女性は多い

生理不順は多くの女性が経験する身近な悩みです。周期の乱れには様々な原因があり、正しく知ることで自分の体の変化に気づくきっかけになります。
実際に悩んでいる人の声
生理不順に悩む人の中からは、「周期が毎回バラバラで予定が立てにくい」「数ヶ月生理が来なくて不安」「生理が何日までに来るかわからず、旅行や仕事など大切なスケジュールとかぶらないかヒヤヒヤする」という声も。
生理不順の主な原因

ストレスによるホルモンバランスの乱れ
生理はエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンによって調整されています。ストレスや過度なダイエット、睡眠不足などはホルモンバランスを乱し、生理不順の原因になります。生活習慣の改善で整うこともありますが、長引く場合は医療機関へ。
やせ・低栄養・肥満による影響
やせや低栄養、肥満も生理不順の原因になります。体脂肪率が低くなりすぎるような極端なダイエットや体重減少では、無月経のリスクが高まります。また、BMI25以上の肥満もホルモンバランスに影響し、月経周期の乱れにつながります。
病気が原因の場合(PCOS・甲状腺・高プロラクチン血症など)
生理不順の背景には、疾患が隠れている場合もあります。PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は女性の約15%に見られるともいわれ、排卵しにくくなることがあります。甲状腺機能障害や高プロラクチン血症も生理不順や無月経の原因となるため、気になる症状があれば婦人科へ相談しましょう。
毎月排卵していれば、生理不順でも過度な心配は不要
周期が多少乱れていても、毎月排卵が起きていれば過度に心配する必要はありません。排卵の有無の目安は、基礎体温の変化でも確認できます。低温期と高温期の2相性があれば、排卵している可能性があります。

関連リンク:基礎体温は妊活期の体の変化を察知できるバロメーター
生理不順の種類
頻発月経
月経周期が23日以内と短く、月に2回生理が来ることもあります。ホルモンバランスの乱れや排卵異常が関係する場合があります。
稀発月経
月経周期が39日以上と長く、次の生理までの間隔が空く状態です。排卵が起こりにくい場合やホルモンの乱れが原因となることがあります。
無月経
3ヶ月以上生理がない状態や、満15歳を過ぎても初経がこない場合を指します。妊娠以外に、過度なダイエットやストレス、病気などが原因となることがあります。
また、周期だけでなく経血量や月経期間にも異常がみられる場合があります。生理が2日以内で終わる「過短月経」、経血量が極端に少ない状態「過少月経」や、生理が8日以上続く状態「過長月経」というトラブルもあります。これらの症状が続く場合は受診を検討しましょう。
生理不順を放置するとどうなる?

生理不順を放置すると、排卵障害による不妊や、女性ホルモン低下による骨量減少につながることがあります。また、背景にある病気の発見が遅れる可能性も。日頃から周期の変化に気づき、必要に応じて早めに相談することが大切です。
生理不順の治し方・改善方法

生活習慣を見直してできるセルフケア
生理不順の改善には、栄養バランスのよい食事、十分な睡眠、適度な運動、ストレスケアなど生活習慣の見直しが大切です。あわせて、生理周期や体調を記録することで変化に気づきやすくなり、改善や受診の判断にも役立ちます。
婦人科での検査・治療(低用量ピル・ホルモン療法)
生理不順で婦人科を受診すると、基礎体温の確認、血液によるホルモン検査、超音波検査などで原因を調べます。治療には低用量ピルやホルモン療法があり、3ヶ月ほどで症状が落ち着く場合もあります。妊娠希望時は排卵誘発を行うこともあります。
婦人科の検査・治療にかかる費用の目安
生理不順や無月経の受診では、問診・採血・超音波検査・薬の処方などを行い、保険3割負担で約3,000〜10,000円が目安です。検査内容や目的によっては自費診療になる場合もあります。
生理不順で婦人科を受診する目安(年齢別)
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年齢 |
受診の目安 |
考えられる原因・注意点 |
|---|---|---|
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20歳以下 |
3ヶ月以上生理がない場合は受診を検討 |
初潮から2〜3年以内は周期が安定しないこともあります。ただし、長期間生理がない場合は、将来の妊娠や婦人科疾患への影響を考え、早めに相談しましょう。 |
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20〜45歳 |
3ヶ月以上生理がない、または生理不順が続く場合は早めに受診 |
ホルモンバランスの乱れや排卵障害が隠れている場合があります。検査でホルモン値などを確認し、原因に合わせた治療を行います。 |
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45歳以上 |
生理周期の変化が気になる場合は受診を検討 |
更年期による閉経が変化の要因の可能性もありますが、婦人科疾患が原因の場合もあるため、自己判断せず相談することが大切です。 |
すぐに受診すべき危険なサイン
以下のような症状がある場合は、病気が隠れている可能性もあります。放置せず医師に相談しましょう。
・日常生活に支障が出るほど経血量が多い
・強い下腹部痛や急な痛みがある
・3ヶ月以上、生理がない
・原因がわからない不正出血が続く
生理不順に関するよくある質問

生理は何日来なかったら受診すべき?受診の目安は?
一概には言えませんが、3ヶ月以上生理がない場合は、受診を検討しましょう。妊娠以外にもホルモン異常や病気が隠れている可能性があります。
低用量ピルで太る・副作用はある?
低用量ピルが直接の原因となって体重が増えることは、一般的にはありません。ただし、副作用として一時的にむくみが出ることがあり、「太った」と感じる場合があります。
ストレスで生理が止まることがあるって本当?
ストレスによってホルモンバランスが乱れ、生理が止まることはあります。十分な休息や生活習慣の見直しも大切です。
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まとめ
生理不順(月経不順)は、ストレスや生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの変化などが原因でも起こります。周期や体調の変化を記録しつつ、気になる症状が続く場合は放置せず、早めに婦人科へ相談しましょう。
