生理が長引く危険なサイン

以下のような症状がある場合は、自己判断で様子を見ず、早めに婦人科を受診しましょう。
・8日以上出血が続いている
・ナプキンを頻繁に交換するほど出血量が多い
・血の塊が何度も出る
・めまい、息切れ、動悸、強いだるさなど貧血症状がある
・閉経後なのに出血がある
・強い腹痛や発熱を伴っている
特に、出血が止まらない、立っていられないほどのめまいや息苦しさがある場合は、早急な受診が必要です。
正常な生理期間と過長月経の違いは?

一般的な生理期間は3〜7日程度で、8日以上出血が続く場合は「過長月経」とされます。なお、生理の終わりに見られる茶色い出血も、基本的には生理による出血として日数に含めて考えます。たとえば、赤い出血が5日間、その後茶色い出血が3日間続いた場合は、合計8日間として考えます。
|
状態 |
目安・定義 |
主な特徴 |
|---|---|---|
|
過長月経 |
8日以上生理が続く状態 |
出血が通常より長期間続く |
|
過多月経 |
生理の出血量が異常に多い状態 |
ナプキンを頻繁に交換する、血の塊が多いなど |
|
不正出血 |
生理以外の時期に起こる出血 |
生理予定日以外の出血、性交後の出血など |
関連リンク:正常な月経とは
関連リンク:不正出血の対処法は?
生理が長い主な原因は?
生理が長引く原因の一つが、ライフステージによるホルモンバランスの変化です。思春期はホルモンが安定せず、更年期は分泌量が変化するため、生理が乱れやすくなります。およそ18歳から45歳頃までの性成熟期でも、婦人科疾患などが原因になることがあります。生理のような出血があるにもかかわらず、排卵が起こらない状態「無排卵性周期症(無排卵月経、無排卵性月経)」で長期間出血が続くこともあります。
10代(思春期)に多いホルモンバランスの乱れ
10代は脳と卵巣の機能がまだ発達途中で、ホルモン分泌が安定しないことがあります。無排卵性周期症では、排卵が起こらないまま子宮内膜が増殖し、出血が長引くことも。成長とともにホルモンが整い、安定していく傾向があります。
20代・30代(性成熟期)に考えられるストレスや疾患
20代・30代は、強いストレスや過度なダイエットなどで自律神経やホルモンバランスが乱れ、生理が長引くことがあります。また、子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどの疾患が、出血量の増加や長期化を招く場合もあります。
40代・50代(更年期)に見られるホルモン変動の影響
40代以降は卵巣機能が低下し、女性ホルモンの分泌が不安定になることで、生理周期や出血量が変化します。ただし、長引く出血を更年期のせいと決めつけず、子宮体がんなど悪性疾患の可能性もあるため、気になる症状は婦人科で確認しましょう。
関連リンク:年齢と月経の変化
出血の色でわかるチェックポイント

出血の色や状態だけで病気を判断することはできませんが、以下の場合は注意しましょう。
・鮮血が大量に続く
・茶色い出血が長期間続く
・血の塊が繰り返し出る
・生理以外に出血がある
気になる変化が続く場合は、婦人科を受診しましょう。
①鮮血が続く場合
鮮血が続くのは、現在も出血が続いているサインです。出血量が多い状態が続くと、貧血を招くことがあります。特に8日以上続く場合は、自己判断で放置せず、早急に婦人科を受診しましょう。
②茶色い血が続く場合
茶色い血は、子宮内にとどまって時間が経った古い血液が排出されている状態です。長く続く場合は、子宮内膜ポリープなどが原因のことも。茶色い出血も生理期間の一部として数え、長引く場合は受診しましょう。
③血の塊が出る場合
血の塊が繰り返し出る場合は、過多月経のサインの一つです。子宮筋腫や子宮腺筋症などが原因のこともあります。ナプキンが1〜2時間ほどでいっぱいになる状態が続く場合は、出血量が多いため、早めに婦人科を受診しましょう。
④少量の出血が続く場合
少量でもダラダラと出血が続く場合は、異常子宮出血にあたる可能性があります。ホルモンバランスの乱れだけでなく、子宮筋腫やポリープなど器質的疾患が原因のことも。原因を自己判断せず、婦人科で確認しましょう。
病院を受診するタイミング

生理が長引く場合、年齢や出血量、症状によって受診の目安が異なります。特に以下のような自覚症状がある場合は、自己判断で様子を見ず、婦人科を受診しましょう。
・8日以上出血が続いている
・ナプキンが1〜2時間ほどでいっぱいになる
・大きな血の塊が繰り返し出る
・めまい、息切れ、動悸、強いだるさなどがある
・閉経後に出血がある
・強い腹痛や発熱をともなう
受診時は、出血が始まった日・何日続いているか・出血量・血の塊の有無・腹痛などの症状を伝えるとスムーズです。必要に応じて、問診・内診・超音波検査・血液検査などを行い、原因を確認します。
年齢層別の受診目安
|
年齢 |
受診の目安 |
|---|---|
|
20歳以下 |
8日以上の出血や出血量が多い、強い腹痛・貧血症状がある場合は受診を。生活に支障がある場合も相談しましょう。 |
|
20〜30代 |
生理が長引く状態をくり返す、出血量が多い、周期が大きく乱れる場合は婦人科へ |
|
40~50代 |
更年期による変化の可能性もありますが、長引く・量が多い・不規則な出血は早めに受診しましょう |
|
閉経後 |
少量でも出血があれば、自己判断せず婦人科を受診しましょう。 |
出血が続くというケースには、血が止まりにくい疾患が隠れている場合もあります。また、健診で貧血を指摘されている方はとくに注意が必要です。あわせて、指摘はされていないけれど「隠れ貧血」という状態のおそれもありますので、出血が長引く時には婦人科を受診してください。
関連リンク:生理不順(月経不順)とは|原因・種類・治し方と受診の目安
女性の体調管理ならRizMo
生理周期や体調の変化を記録することは、自分の体を知る第一歩です。RizMoは、リズムモニターをつけて眠るだけで、就寝中の衣服内温度から低温期と高温期の変化を自動で計測し、日々のリズムを可視化。無理なく簡単に続けられ、女性の体調管理をサポートします。
関連リンク:月経周期のステージで変わる女性の体
まとめ
生理が8日以上続く、出血量が多い、血の塊が出るなどの変化は、病気が隠れている可能性があります。年齢による変化と決めつけず、気になる出血が続くときは早めに婦人科を受診しましょう。
