インテルCore i7とは?世代やCPU性能の違いを比較解説インテルCore i7とは?世代やCPU性能の違いを比較解説

ノートパソコン選びで重要な指標のひとつであるCPU。パソコンの頭脳となる部分で、性能に直結するパーツですが、意外と選び方や種類についてよくわからない、という声を耳にします。
この記事では、高性能を求める場合のおすすめCPUとしてよく挙げられる 「Core i7」の性能や、Core i7搭載のおすすめモデルについてご紹介します。

目次

    Core i7とは?

    インテル®社が製造販売している 「Core iファミリー」の中で、ハイエンドクラスに位置付けられているCPUです。Core i7の他には、Core i9、Core i5、Core i3があり、末尾の数字が小さくなるにつれて安価になりますが、性能も下がっていきます。Core i9は価格や消費電力 ・発熱の問題からノートパソコンに搭載されることはほとんどないため、高性能なノートパソコンを求める際は、まずCore i7が選択肢に入ってきます (各クラスの詳細についてはこちら)。
    高精細グラフィックのゲームや画像・動画編集などの高負荷作業はもちろん、ZoomやMicrosoft TeamsなどのWeb会議アプリとOfficeの同時使用など、マルチタスクへの適応性も高いため、ビジネスユースの方にもおすすめできます。

    CPUはどのような役割を果たしているのか?

    パソコンの頭脳ともいえるパーツのCPUは、性能を決める⼤事な要素です。中央演算装置とも呼ばれ、プログラム処理や周辺機器の制御を担っています。
    CPUの性能が⾼いほどプログラムの処理が速く、スムーズに動作します。そのため、⾼性能なCPUを搭載しているパソコンは、⾼負荷なソフトや複数のソフトを同時に使っても動作のもたつきが少なくなります。
    (関連記事)パソコンのメモリーとは?必要な容量や役割は?

    Core i7の種類は?

    Core i7の中にも、消費電力や性能の異なる複数種類のラインナップがあり、品番末尾のアルファベットで表されます。一般的にCPUは消費電力が大きいほど性能が高くなるといわれているため、長時間駆動が必要なノートパソコンは消費電力の少ないもの(末尾Y、U、G、Hなど)、消費電力や発熱を気にしなくていいデスクトップパソコンには性能の高いもの(末尾なし、Kなど)が選ばれることが多いです。

    Core i7の種類図 Core i7の種類図

    他世代のプロセッサとの違いは?

    2025年8月現在、Core iファミリーは第13世代まで製造販売されています。ここでは、Core i7を搭載したカスタマイズレッツノートの歴代機種と、それらに搭載されているCPUの世代ごとの性能についてご紹介します。

    品番
    CF-FV4SSCCP

    CF-FV4SSCCP

    CF-LV9YSJQP

    CF-LV9YSJQP

    CF-LV78SJQP

    CF-LV78SJQP

    発売日 2023年6月 2021年1月 2018年6月
    CPU(世代) Core i7-1370P Core i7-10810U Core i7-8650U
    PCMark※1 23014 8353 6102
    C_R23(M)※2 - 4709 3576
    C-R23(S)※3 - 1147 1037
    TDP※4 28 15 15
    コア/スレッド数 14/20 6/12 4/8
    最大周波数
    (GHz)
    5.2 4.9 3.6

    Core i7の世代の特徴について

    世代が新しいほど性能が向上しコア/スレッド数も増えていく傾向にあります。CPUの世代は「Core i7-13」なら第13世代のように「Core i7-」の後の数字で世代を見分けることができます。

    世代 第13世代 第12世代 第11世代 第10世代 第9世代 第8世代 第7世代 第6世代
    CPU Core i7-1370P Core i7-1260P Core i7-1165G7 Core i7-10810U Core i7-9750H Core i7-8650U Core i7-7500U Core i7-6600U
    PassMark(M)※1※3 20144 16135 9587 8146 10395 6078 3660 3430
    PassMark(S)※1※4 3756 3291 2845 - 2456 2139 1929 -
    C_R23(M)※2※3 - 10571 6070 4709 6912 3576 - -
    C-R23(S)※2※4 - 1773 1504 1147 1113 1037 - -
    TDP※5 28 28 15 15 45 15 15 15
    コア/スレッド数 14/20 12/16 4/8 6/12 6/12 4/8 2/4 2/4
    最大周波数
    (GHz)
    5.2 4.7 4.7 4.9 4.5 3.6 3.5 3.1
    • ※1PassMark® Software社が提供するCPU性能評価の値です。
    • ※2Maxon社が提供するベンチマークソフトCinebenchが計測したCPU性能評価の値です。
    • ※3すべてのコアを使用した場合のスコアです。
    • ※4単一のコアを使用した場合のスコアです。
    • ※5Thermal Design Power(熱設計電力)。設計上想定される最大放熱量を指します。
    • ●CPU 単体での性能比較です。数値は参考値です(2024年11月25日時点)。

    Windows 11に対応する世代は?

    最新OSであるWindows 11への無償アップグレードの条件のひとつとして、CPUが第8世代以降であること(Intelの場合)とMicrosoftから発表されています。

    (参考)Windows 11が動作する「ハードウェア要件/仕様の最小要件」

    プロセッサ 1GHz以上で2コア以上の64bit互換プロセッサまたはSoC
    メモリ 4GB以上
    ストレージ 64GB以上
    システムファームウェア UEFI/セキュアブート
    TPM TPM 2.0
    ビデオカード DirectX 12以上(WDDM 2.0に対応)
    ディスプレイ 9型以上で8bitカラーの720pディスプレイ以上

    クロック数、コア数、スレッド数、キャッシュとは?

    世代ごとのスペックを紹介してきましたが、数字だけを⾒ても優劣のイメージが湧きづらいこともあるかと思います。そこで、ここでは、クロック数、コア数、スレッド数、キャッシュといったCPUの各スペックについてわかりやすく解説します。

    クロック数

    CPUのクロック数(Hz)は、1秒間に処理できる回数を⽰します。そのため数値が⾼いほど短時間で多くの処理が可能ですが、最近ではクロック数だけで性能を測るのは難しい場合があり、コア数/スレッド数を含めた全体の性能を⽐較するのが⼀般的だとされています。

    コア数

    コア数とは、CPUの数のことを指します。CPUを作業者だとするなら、コア数が増える=作業者の⼈数が増えるとイメージしていただくとよいかもしれません。複数のコアが同時に動作することで、より多くの作業を同時にこなすことができるため、最近のCPUでは、クロック数を上げるだけでなく、コア数を増やす設計のものが多いです。

    スレッド数

    スレッド数は、1つのコアで同時に実⾏できるタスクの数を表します。コア数と並び、スレッド数が多い=マルチタスクへの適正が⾼いといえます。

    キャッシュ

    CPUのキャッシュは、頻繁に使うデータを⼀時保存するための内部メモリです。L1、L2、L3と階層に分かれ、アクセス速度が異なりますが、キャッシュ容量の多さが直接性能を意味するわけではありません。

    GPUとは?

    GPU(Graphics Processing Unit)は、グラフィック処理を専⾨に⾏うプロセッサーです。近年の3Dや⾼精細な映像処理は、CPUだけでなくGPUの⼒が必要とされています。GPUには、グラフィックボードに搭載されたものと、CPUに内蔵されたものの2種類があります。前者は⾼性能で、特にゲームや動画編集に向いており、後者は基本的なグラフィック処理に対応する性能を備えています。ビジネス⽤途のノートパソコンでは後者のCPUが採⽤されるケースが⼤部分を占めます。

    CPUの型番確認方法

    CPUの性能は処理度速度に直結します。CPUに詳しくない方でもCPUの型番の見方を覚えるだけで、ある程度性能の良し悪しを判断できるようになります。ここではカスタマイズレッツノートで採用しているインテル®製CPUの型番の見方についてご紹介します。

    • ①CPUのシリーズ名。Core i9/i7/i5/i3があり、数字が大きくなるほど性能と消費電力が高い。
    • ②CPUの世代名。13の場合は第13世代となり、数字が大きくなるほど新しい世代で、性能が高い。
    • ③数字が大きくなるほど世代内での性能が高い。
    • ④CPUのカテゴリーを示している。詳細は以下参照。

    デスクトップ用のカテゴリー

    K 高性能モデル 倍率ロック解除でオーバークロックも可能。クリエイティブ作業や最新ゲームまで伸びしろのある一台に。
    X K以上の高性能モデル マルチコア数をさらに増強したエンスージアスト向け。3Dレンダリングや大型データ解析に最適。
    通常モデル 標準的な動作クロックと価格帯。ビジネスから家庭用まで幅広い用途をカバー。
    F GPUなしモデル 内蔵グラフィックスを省きそのぶん価格を抑えた仕様。外付けGPUを前提にするゲーム用途向き。
    KF 高性能・GPUなしモデル Kの性能にFの特徴を併せ持つ“解放+外付けGPU前提”の上位選択肢。
    T 省電力モデル TDPを下げ動作クロックも控えめに設計。小型筐体や静音・低発熱を重視する環境に最適。

    ノートパソコン用のカテゴリー

    H 高性能モデル ノート向けでもデスクトップ級のパワー。動画編集や3D CAD など重負荷作業に。
    HK H以上の高性能モデル 倍率ロック解除でさらなるチューニングが可能。モバイルワークステーション用途に◎。
    G7 高性能GPU内蔵モデル Iris Xeなど強力な内蔵GPUを搭載。外付けGPUなしでも画像処理や軽いゲームが快適に。
    U 省電力モデル 低消費電力設計でバッテリー駆動時間を確保。モバイルPCの定番。
    Y U以上の省電力モデル 超低電圧版でファンレス設計も可能。タブレットPCや薄型2in1に多く採用。

    Core i7と他の種類との違いは?

    インテル®社の「Core iファミリー」には、Core i7の他に、Core i9、Core i5、Core i3があります。ここでは、各々の特長についてまとめました。

    Core i9

    Core i9

    Core i7

    Core i7

    Core i5

    Core i5

    Core i3

    Core i3

    特長
    • ・最も高い性能を持つが、消費電力や発熱量が多く、価格も非常に高価なため、ノートパソコンに搭載されることはほとんどない
    • ・性能面ではCore i9に僅かに劣るが、消費電力や発熱量と性能のバランスが良いため、「高性能CPU」の代表格として挙げられることも多い
    • ・シングルスレッド性能ではCore i9に肉薄しており、実用性はほぼ変わらない
    • ・Core i7と比べると安価で、それなりの性能を有しているため、コストパフォーマンスが良い
    • ・消費電力や発熱量が少なく、価格も非常に安価なため10インチ以下の小型ノートパソコンなどで多く採用されている
    • ・他のクラスと比較すると、高負荷作業に対する処理能力で大幅に劣る
    シングル
    スレッド性能
    高い 高い 普通~高い 普通
    マルチ
    スレッド性能
    非常に高い 高い 普通 低め
    価格 非常に高い 高い 普通~高い 安め

    エントリーモデル|Pentium、Celeron

    Pentium(ペンティアム)とCeleron(セレロン)は、ともにIntelのエントリー向けCPUです。高性能なCoreシリーズと比べると動作クロックやキャッシュ容量などが抑えられており、全体的な処理性能は低めに設定されています。
    その分価格が安く、省電力であることが特長で、ウェブ閲覧やメール送受信、オフィス文書の作成といった日常的な軽い作業であればある程度はこなせます。両者ともハードなビジネスユースには不向きですが、手軽なセカンドPCや簡易な作業用PCとしては頼れる存在だといえます。

    注目を集めるAMDとCPUの種類

    長らくIntelがCPUのシェアを独占してきましたが、2017年以降に登場したAMDの「Ryzen(ライゼン)」シリーズの登場により、近年のCPU市場ではAMD社の動向が大きな注目を集めています。 コア数やスレッド数の多さによるマルチスレッド性能の高さに加え、後発ゆえに最新技術を積極的に取り入れた結果、電力効率や発熱の面でも優れた性能を有しているのが特徴です。また、価格面でも同等性能のIntel製品より安価に設定される傾向があります。
    現在AMDの主力CPUブランドであるRyzenシリーズは、その性能レンジに応じて4段階のグレード展開がなされています。数字が大きいほど高性能で、概ねIntelのCore i3/i5/i7/i9シリーズに対応する位置付けです。

    RyzenとCore iのシリーズ対応表

    Ryzen シリーズ Coreシリーズ
    Ryzen 3 (エントリークラス) Core i3 シリーズ(エントリークラス)
    Ryzen 5 (メインストリーム) Core i5 シリーズ(ミドルクラス)
    Ryzen 7 (ハイエンド級) Core i7 シリーズ(ハイエンド級)
    Ryzen 9 (最上位クラス) Core i9 シリーズ(最上位クラス)

    Ryzen第4世代のコア数、スレッド数

    Ryzen第4世代にあたる製品として、ここではモバイル向けのRyzen 4000シリーズとデスクトップ向けのRyzen 5000シリーズについて主要モデルのコア数・スレッド数を表にまとめました。

    Ryzen 4000シリーズ(モバイル向け)

    Ryzen 9 4900H (45W,TDP) 8コア 16スレッド
    Ryzen 7 4800U (15W) 8コア 16スレッド
    Ryzen 7 4700U (15W) 8コア 8スレッド
    Ryzen 5 4600U (15W) 6コア 12スレッド
    Ryzen 5 4500U (15W) 6コア 6スレッド
    Ryzen 3 4300U (15W) 4コア 4スレッド

    Ryzen 5000シリーズ(デスクトップ向け)

    Ryzen 5 5600X 6コア 12スレッド
    Ryzen 7 5800X 8コア 16スレッド
    Ryzen 9 5900X 12コア 24スレッド
    Ryzen 9 5950X 16コア 32スレッド

    おすすめのCPUの選び⽅

    実際にノートパソコンを選ぶ際には、⾃分の⽤途に合った性能のCPUを選ぶことが⼤切です。⾼性能なCPUを選んでも、⽤途に対してオーバースペックであれば、その性能を活かしきれないこともあります。ここではその⼀例についてご紹介しますので、ノートパソコン選びの参考にしてみてください。

    ゲームや動画編集をする

    最新世代に近い、⾼性能なCPUが必須です。コア数‧スレッド数が多く、クロック数も⾼めのモデルを選ぶと快適に動作します。また、CPUとは別に独⽴したGPUを搭載しているモデルがおすすめです。Intel® Core i7やAMD Ryzen 7以上が⽬安です。

    WordやExcelなど、Officeアプリしか使⽤しない

    中程度の性能を持つCPUで⼗分です。コア数やクロック数を重視しすぎる必要はなく、価格とのバランスを考えると、Intel® Core i5やAMD Ryzen 5を搭載したモデルがおすすめです。

    特に決まっていない

    具体的な⽤途が決まっていない場合、⽇常的な⽤途から少し重めの作業まで、幅広くカバーしておいた⽅がよいでしょう。予算との相談にはなりますが、可能であればIntel® Core i7やAMD Ryzen 7以上を選ぶと、できる選択肢が広がるのでおすすめです。また、最新世代に近いCPUであれば、内蔵GPUの性能もある程度⾼いものが多いので、より幅広い範囲の作業に適正を持つことができます。

    カスタマイズレッツノートはQRにCore i7搭載モデルをご用意

    発売中のQRにCore i7搭載のラインナップをご用意しています。処理能力の高いCore i7なら、Office等のビジネス用途はもちろん重たいアプリケーションでもストレスフリーに使用することができます。メモリー容量なども自由にお選びいただけます。また、Core i5搭載のモデルもご用意しております。

    現在の販売状況

    QR

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    最後に

    今回は高性能CPUの代表格として挙げられることもある 「Core i7」についてご紹介させていただきました。
    多くのノートパソコンに採用されているインテル®社のCPU。正しい知識を知った上で、価格面と性能面、ご自身のワークスタイルに合わせたものをぜひお選びください。

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