管理職の心得 その1
タスクに優先順位をつけ、自分がやるべき仕事を見極める。
あれもこれも終わってないのに、会議がびっしり…。
管理職になると、自分自身のタスクに、部下のマネジメントも加わります。更に、関わる人も一気に増えるので、会議で予定が埋め尽くされる日も少なくありません。
すべて自分ひとりでこなそうとすると、いくら時間があっても足りません。本当に重要な仕事に時間を割くためには、タスクに優先順位をつけ、やること・やらないことを決めましょう。上司や部下とも相談して、自分がやるべき仕事を見極めることが大切です。
また、定期的に“自分のための時間”を確保するのもおすすめです。例えば、毎日、午前中の1時間は予定表でブロックして、なるべく会議などの予定を入れないようにする、などです。
管理職の心得 その2
感謝の気持ちを忘れないで、周りの人たちをどんどん頼ってみる。
チーム全体を指揮する立場になり、責任感を強く感じてしまう人も多いのではないでしょうか。特に初めのうちは、判断を求められる時に、何が最適解かを見極める判断軸がなくて頭を悩ませたり、「自分がしっかりしなきゃ…。」と焦ってしまったりすることも多々あります。
もちろん、管理職としてのスキルを身につけるために、書籍やセミナーなどで個人的に学ぶことも大切ですが、一人で頑張るだけでなく、どんどん周りの人を頼ってみましょう。管理職の経験が長い先輩社員にアドバイスをもらったり、チームメンバーに意見を聞いてみたりする中で、多様な視点を身に着けることができ、自分自身の成長にもつながります。
忘れてはいけないのは、協力してくれる人たちへの感謝の気持ち。
管理職の心得 その3
良いチーム作りの秘訣は、いつも笑顔でいること。
自分が率いるチームで成果を出すには、年齢もスキルも性格も異なるメンバーたちと、気負わず意見を言い合えるような心地よい雰囲気作りが大切です。
「あの人忙しそうだから…」「ちょっと気難しそう…」などと敬遠されることなく、話しかけやすい空気をつくるには、
- いつも笑顔でいる
- 相手の立場に立って会話する
の2つを意識してみましょう。活発に意見が飛び交い、必要な時は助け合えるようなチームに近づくかもしれません。
女性管理職になって感じるやりがいとは?
出会いが増え、見える世界が広がる
役職が上がった分、視座が高くなり、会社の経営に対する責任感が強くなります。これまで自分の仕事やプロジェクトのことだけを考えていたのが、組織単位で考えるようになるからです。また、関わる人が増え、あらゆる考えや価値観と出会うことになるので、自分の見える世界がどんどん広がり、成長を実感できる楽しさがあります。
社内で働く女性たちのロールモデルになれる
現在、管理職として働く女性はまだ多くありません。試行錯誤しながらも管理職として頑張ることで、次世代の女性たちのロールモデルになることができます。失敗を恐れずに次々と新しいことに挑戦する姿を見せ、後輩たちを勇気づけられると、自身のやりがいにも繋がります。
まとめ
これまで、管理職としてキャリアと向き合うための心得と、管理職のやりがいをお伝えしてきました。昇進できるチャンスというのは、全員に平等に与えられるものではありません。 管理職は、大変なことばかりではなく、学びの連続。成長を実感するためにも、チャンスがあれば、ぜひ挑戦してみてはいかがしょうか。