PHOTO CONTEST フォトコンテスト 2024 SPRING
たくさんのご応募・ご投票
誠にありがとうございました!








RESULT ANNOUNCEMENT 審査結果発表
グランプリ

輝をとらえて
投稿者:鐵獣 さん
- 使用機種
- DC-S5M2
撮影者コメント:彩る光に満ちたドルフィンパフォーマンス。イルカが空を舞い輝きを捉える瞬間、LUMIXもまた輝きを撮らえる。
講評

田川梨絵
イルカの動き、水しぶき、光の位置、いろいろな要素があり一見ごちゃごちゃしてしまいそうなシチュエーションですがとても華やかに仕上がっていて目を引きます。そしてイルカの口先と紫の光の位置が絶妙です。イルカが何かをつついて破裂した瞬間にも見えますし、色合いから宇宙を思わせるような世界観ですね。何が写っているのかという事ではなく、いろいろな想像力を掻き立ててくれる素敵な1枚だと思いました。グランプリおめでとうございます。

小川浩司
きらびやかな光の中で水しぶきを連れ弧を描き舞う、マリンアートがそのまま実写化したような躍動感あふれるイルカの作品。ショーのハイライトを鑑賞しているようで、思わず「おお~」と声がもれてしまいました。囲うように照らすライトが観客もろとも主役を彩り、光とイルカの重なる奇跡的瞬間を見事に捉えています。高速シャッターで写し止めた尾に連なる水しぶきも、黄金螺旋のような完璧な曲線美を感じます。見ていて目が楽しく心躍る、拍手を贈りたくなるグランプリに相応しい素晴らしい写真です。おめでとうございます!

コムロミホ
光のおもしろさと迫力、躍動感が伝わる一枚です。暗がりの中にイルカが勢いよくジャンプし、ちょうどピンクの光に到達した瞬間にシャッターが切られています。また水しぶきが光の粒となり、とても幻想的に仕上がっています。ローキーにすることで、光が強調され、色に深みが出て、幻想的な世界へと繋がっていきます。光の読み方が上手で、シャッタータイミングもバッチリです。

森脇章彦
写真は夜の部のイルカショーを撮影した作品ですが、まずレンズの選択が素晴らしいです。僕もイルカショーを撮影する講座を何回か行っていますが、50mm F1.8/F1.4か85mm F1.8を推奨レンズにしております。この作品も85mm画角で良い瞬間を切り取っています。背景のパープルのスポットライトとイルカの顔が上手く重なりインパクトある写真になりました。グランプリおめでとうございます!これからも頑張って下さい。
田川梨絵賞
「スナップ」

舞い降りる落ち葉との戯れ
投稿者:ひろ坊、 さん
- 使用機種
- DC-G9M2
撮影者コメント : 少し風が強かったある日。ビルに囲まれた都会の公園で、舞い降りてくる落ち葉を捕まえようと両手を広げ無邪気に走り回る少女が楽しそうだった。
講評

田川梨絵
まずは子どもの動きと影に目を引かれました。この子の自然な動きの中にある、すこし脱力した手足の伸ばし方に子どもらしさを感じます。そして下の塀に落ちている影にしっかりと手の形が見えている事で、手を伸ばし落ち葉を拾いたいという子どもの感情を引き立ててくれています。落ちてくる葉の元となる高い木全体が入るように大きく上の空間を空けていることで、落ちてくる葉と子の距離感が見え、この子が葉をつかむためにどのような時間を過ごしているのかが見えます。とても素敵な作品です。
小川浩司賞
「いきもの」

異星人襲来
投稿者:たっぷる さん
- 使用機種
- DC-G9
撮影者コメント : 青い光のグラデーションと、無感情な生物の群れが、まるで異星人のよう。
講評

小川浩司
クラゲを異星人と名付け宇宙をモチーフにした、青のグラデーションが美しい作品です。実際は水中に漂う海洋生物の写真ですが、まるで見上げた暗闇の空に現れた「光る宇宙船」から宇宙人がゆらゆら舞い降りて来るようにも見えます。中央の光を何に見立てるのか、解釈を変えると違う情景が想像できる面白さがあります。大きさの異なるクラゲと広がる青の濃淡が遠近感を演出していて、クラゲの配置もバランスが良く、端に目を向けると暗い中にも存在を感じ妖しげであり、とても美しい一枚です。
コムロミホ賞
「モノクロ」

国道駅
投稿者:umisora4456 さん
- 使用機種
- DC-G9
撮影者コメント : 鶴見線国道駅はとてもモノクロが似合う場所でした。
講評

コムロミホ
トンネル効果により、光のグラデーションの美しさを感じられる一枚です。写真下の方には傘を差した女性と帽子を被った男性のドラマがしっかりと強調されており、写真上の方には2匹の鳩のドラマが写っており、その対比がおもしろいです。またモノクロで撮影することで、年代を感じさせる一枚になっています。シンプルな構図ですが、写真全体に写っている被写体のおもしろさに引き込まれる写真です。
森脇章彦賞
「LUMIXアカデミー講座で撮影した傑作作品」

赤デリバリー
投稿者:ごまちゃん さん
- 使用機種
- DC-G9M2
撮影者コメント : 東京駅丸の内南口前でスピード8秒撮影です。走ってきた自転車が赤色でした。流し撮りで撮影しました。
講評

森脇章彦
これは狙って撮ったとすれば素晴らしい感性ですね。また偶然撮れたとしてもこの瞬間にシャッターを押した事を褒めます。良くやりました。広角単焦点レンズでの良い感じのブレ感が最高です。本当に良くシャッターを押しました。あなたが森脇の部門の講師賞です。おめでとうございます!
佳作 7点

浸食
投稿者:imakoji さん
- 使用機種
- DC-G100
撮影者コメント : ビルの陰が、隣のビルを浸食していくように見えました
講評

田川梨絵
光が作りだす面白い瞬間ですよね。私もこういった瞬間はとても好きなので切り取りたくなります。この作品は画面の構成がとてもよく、その上でimakojiさんが感じた思いがタイトルに現れていてタイトルも秀逸でした。そのままでも雑然としている都市のビル群ですが、そこに光という要素が入り「反射」と「影」により、より煩雑さを作り上げている。空や間を入れず、ビル群だけで絵を構成しているところにその思考がしっかりと読み取れる、面白い作品でした。

白い女
投稿者:kakaron さん
- 使用機種
- DC-G9
撮影者コメント : たたずむ白い傘を持った白いドレスの女性。その空間だけ異世界のよう。
講評

田川梨絵
まずタイトルで引き付けられますね。白い女とは何なのか。見る側に「何だろう」という思いを起こさせる言葉のセンスを感じました。白いワンピースに白い傘、手前にあるオレンジの花と木陰が効いていてこの女性がどこか違う世界の入り口にいるのではないかという想像をしてしまう面白さがあります。そう考えると、左の説明板が気になってしまいます。とても現実的な要素なので、例えば見えない、もしくは目立たないように写真を調整するとより面白くなると感じました。

おかわり頂戴
投稿者:S.Yukisita さん
- 使用機種
- DC-G9M2
撮影者コメント : 井の頭公園動物園にて。ヒマワリの種の殻を手に、私を見つめるリス
講評

小川浩司
半分に裂けた種の殻を上手に両手で支え、まるでお椀を持ってご飯をおねだりしているような可愛らしいリスの写真です。この写真において重要な、被写体の手や目にしっかりとピントが合焦しシャープに写されていて、背景に流れる滑らかなボケがふんわりとした雰囲気を表現しています。明るい超望遠単焦点レンズの良さが活用された画質であり、リスの生活の一部を感じるほっこり癒やされる作品です。

帰路を急ぐ
投稿者:トドカルチョ さん
- 使用機種
- DC-S1
講評

コムロミホ
高架橋の奥行きを表現しながら、少しブレながら前に進む女性へと視線誘導される一枚です。「帰路を急ぐ」というタイトルですが、トップライトで照らされた女性がドレスを着ており、少しブラすことでデートに急ぎ足で向かっていくような、この一コマから物語を連想したくなる写真に仕上がっています。女性だけでなく、背景には街並みが写っており、都会のきらびやかさを感じさせます。

ジッと見つめる
投稿者:Kazu さん
- 使用機種
- DC-G9
撮影者コメント : 豆腐店前に置いてあった、豆腐を持ったちょんまげのお人形を老人がジッと見ているところが目に留まり、モノクロの世界にマッチしたよい雰囲気と感じ、シャッターしました。
講評

コムロミホ
まげを結った人形と男性が向かい合って何か会話をしているような不思議な写真です。その前にはアイスクリームが二つ並び、奥には街並みが写っており、写真を見れば見るほどジワジワと笑いが込み上げてきて笑顔になる一枚です。何気ない瞬間をモノクロで切り取ることで、撮り手が伝えたいことを見る手が勝手に想像を膨らませていく一枚です。

君と目が合うなんて
投稿者:T.Saison さん
- 使用機種
- DC-S5M2
撮影者コメント : 決定的瞬間が撮れたと思ったら、イルカもカメラ目線でした。
講評

森脇章彦
マクセル アクアパーク品川講座での1枚ですね。正直、同じタイミングの写真が3名いらして…どの写真も素晴らしく本当に悩みました。タイトルにもありますがイルカちゃんがカメラ目線なので選びました。こればっかりは座った場所で決まるので、この場所に座った事も良かったですね。それでも良い瞬間が撮れました。おめでとうございます!

秋
投稿者:ながしまん さん
- 使用機種
- DC-G9M2
撮影者コメント : JPG撮って出しです。ポートレートの為、カメラ内でシャープネスを少し下げました。
講評

森脇章彦
モデルさんの表情の良い写真はたくさんありましたが、講師が撮影場所に選んだ意図が一番良く反映された写真だったので選びました。前ボケと人物の描写。そして大きくボケた後ボケ。どれも完璧です。人物描写も柔らかめに撮れており非常に好印象です。モデル撮影はなんと言っても女性の肌描写が勝負になります。ポートレート撮影の神髄を良く理解した写真で素晴らしいです。おめでとうございます!
特別賞
全応募作品の中から一般投票により選出された作品

Sun is coming up
投稿者:ねぎ さん
- 使用機種
- DC-S5
撮影者コメント : 「夜明けの砂漠」風に撮ってみました。御宿海岸の月の砂漠像です。
講評

全応募作品の中から、CLUB Panasonic会員による一般投票で「特別賞」に選ばれました。誠におめでとうございます。「Sun is coming up」のタイトルが表すとおり、印象的なシルエットと相まって、これから何か新しいことが始まりそうな予感と期待に満ちた作品だと思います。これからもLUMIXアカデミーで撮影の腕を磨いていただき、次なるフォトコンテストでも素敵な作品のご応募、お待ちいたしております!
GENERAL OVERVIEW 審査を終えて
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田川梨絵
皆さんの心が動いた瞬間をたくさん見せて頂きました。ドキドキした瞬間、ほのぼのした瞬間、きらきらした瞬間、クールな瞬間。皆さんの心の動きが感じ取れ、選出も難しかったです。止まっていた世の中も徐々に動きだし、皆さんの心が動く瞬間がこれからも沢山あると思います。その瞬間を「切り取る」ことも1つ、その心の動きを「自分で作り上げた形」にすることも1つ。これからも自身の心の動きをしっかりと感じ、作品にしていってください。
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小川浩司
いきもの写真は撮る者と被写体が出逢う一瞬が一期一会。過ぎた時は二度と撮れない難しさがありますが、会心の一枚を得た喜びが醍醐味でもあります。今回ご応募の作品は決定的瞬間を捉えた写真が多く、その瞬間シャッターを切った者しか表現できぬ美しい世界が素晴らしかったです。失敗を重ね上手に撮るためアカデミーで学ぶという写真に対する尊い情熱が素敵な作品を生み出しているんだなと感じました。惜しくも選ばれなかった方々も、皆さまにしか撮れない瞬間がたくさんありますので是非また挑戦して下さい。いきもの部門からグランプリが選ばれたことも誇らしく思います。ご応募ありがとうございました!
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コムロミホ
今回もLUMIX アカデミーフォトコンテストにご参加いただきまして、ありがとうございます。回を重ねるうちに、みなさんのレベルがどんどん上がってきているように感じます。今回審査したモノクロ部門では、構図やシャッタータイミングに加えて、シーンに合わせたモノクロのトーンの表現を見ながら選考いたしました。LUMIXはモノクロのさまざまな設定が搭載されていますので、ぜひこれからもモノクロ撮影を楽しんでいただけると嬉しいです。
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森脇章彦
この度は「LUMIXアカデミー フォトコンテスト 2024 SPRING」にたくさんの力作を応募下さり、ありがとうございました。毎回力作揃いで審査に悩みますが、今回は同じ場面の写真が複数あり一番悩みました。それでも審査が終わって気持ち良い疲れがやってきて、皆さんの写真のレベルが高いことが良く分かりました。これからもLUMIXアカデミーで一緒に写真撮影技術のレベルを上げていきたいと思います。これからもご参加宜しくお願いいたします。