夏旅で楽しむ広角レンズの魅力
この写真はLUMIX DC-S5M2で撮影されたものです。
超広角レンズの特徴とは?
標準ズームレンズとの違いが一目瞭然
©大貝篤史 G100D DG SUMMILUX 9 1/1000秒 F4 ISO200 9mm
©大貝篤史 G100D G VARIO 12-32 1/1300秒 F4 ISO200 12mm
ミラーレスカメラに付属している標準ズームレンズは、おおよそ35mm判換算で24-70mmの焦点距離のものが多いです。このレンズでほとんどのシーンを撮影できるとされていますが、今回ご紹介するレンズは、35mm判換算で約18mmの、より広い撮影範囲を持つレンズです。 実際に24mmと比べてみると、かなり広い範囲を撮影できることがわかります。最近のスマートフォンに搭載されている「超広角」はだいたい14mm相当と言われているため、その感覚に近いレンズと言えます。
どんなシーンで使えるのか?
広く撮影できるので風景写真に最適
超広角レンズは、広がり感のある風景写真に最適です。標準レンズで撮影するよりも広い範囲を撮影でき、海や山々の雄大さを表現しやすく、ダイナミックな写真を演出できます。
また、トリミングなどを行いやすいのもメリットで、旅行先などで広く撮影しておいて、後から必要な部分をトリミングすることが可能です。さらに、狭い場所でも活用でき、家族写真などを撮る際にも便利です。
LUMIX G100D + LEICA DG SUMMILUX 9mm/F1.7 ASPH. ジオラマ使用
©大貝篤史 G100D DG SUMMILUX 9 F1.7 1/12800秒 F1.7 ISO200 9mm
LUMIX G100Dで風景写真を撮る際には、フィルター設定内にある「ジオラマ」効果もおすすめです。このフィルターは、チルトレンズという特殊なレンズで撮影されたような効果をだせるので、フォーカスしたい部分を中心に、より遠近感をつけた写真を撮ることができます。
そのため超広角レンズと組み合わせて効果的な写真を撮影できます。
テーブルフォトにも最適
超広角レンズは、旅行先でのテーブルフォトにも活躍します。標準域のレンズでは最短撮影距離が確保できず、手元にある料理を取りたくてもそもそもピントが合わないので接写ができないことがあります。超広角レンズでは最短撮影距離が短いため、テーブルフォトにも対応できます。俯瞰で撮ることもでき、あるポイントに寄ってインパクトのある写真を撮ることもできます。
使いこなしのポイント
F値の明るいレンズの特性を活かす
今回紹介するLUMIX Gシリーズ用レンズ「LEICA DG SUMMILUX 9mm/F1.7 ASPH.」と「LUMIX S 18mm F1.8」はどちらも明るいレンズです。
明るい時間帯で風景写真を撮影する際には、F8などで少し絞って撮影することで、解像感のある写真が撮れます。特に、フルサイズセンサー搭載モデルのLUMIX S9では、絞り込むことで隅々まで解像感のある写真が撮れるため、効果を感じやすいでしょう。
一方、LUMIX G100Dはマイクロフォーサーズセンサー搭載のカメラで、被写界深度が深いため、F4程度で絞っても十分です。また、明るいレンズならではの使いこなしとして、超広角レンズによる近接撮影があります。LEICA DG SUMMILUX 9mm/F1.7 ASPH.はハーフマクロレンズとしても活用でき、グッと被写体に寄ったダイナミックな写真が撮れます。また開放値がF1.7と明るいため、被写体を手前に置いて撮影することで、背景がボケやすいのも特徴です。撮影の仕方で異なる特性の写真を撮ることができるため、旅のお供に持っていくレンズとして十分に活躍します。
また、F値をコントールしながら撮影する場合は、カメラ本体の「Aモード(絞り優先モード)」で撮影するのがおすすめです。このモードでは、F値を自由に設定でき、シャッタースピードやISO感度はカメラ任せで撮影できます(※ISOオート設定時)。
撮影を楽しみたいなら、ぜひ試してほしいモードです。
小さめの三脚や純正オプションのトライポッドを利用すればローアングルの撮影が可能
※写真内のストラップは純正のものではありません
パースを活かした撮影でダイナミックさを演出
超広角レンズで撮影する際に意識しておきたいのは、パースの広がりです。広く写るため、普通に撮るとなんとなく平凡な写真になってしまいがちです。そのときに使えるテクニックがパースを意識した撮影技法です。遠近感をより演出することで、奥行き感を感じやすい写真を撮ることができます。その際に簡単にできる方法として、ローアングルで撮影することです。LUMIX S9とLUMIX G100Dはバリアングル式液晶を採用しているため、ローアングルでの撮影がしやすいカメラです。低い位置から撮影することで、より手前側をフレーム内にいれやすいので、奥行き感を演出できます。そうすることで、目で見た景色よりもダイナミックな写真になり、その場で感じた雄大さをきちんと伝えることができます。撮り方に少し工夫をすることで、超広角レンズは何倍も楽しめるレンズになります。
人物撮影では日の丸構造がいい
LUMIX DC-S9
©大貝篤史 S9 S 18 F1.8 1/1000秒 F1.8 ISO100 18mm
LUMIX DC-S9
©大貝篤史 S9 S 18 F1.8 1/1250秒 F1.8 ISO100 18mm
旅行先では友人や家族との撮影シーンが多いと思います。その際に注意したいのが、超広角レンズの特性です。このレンズは周辺部が歪みやすいため、人物を端に配置して撮影すると、顔が歪んだり、手足が長く見える写真になることがあります。これはこれで面白い写真になることもありますが、人物を撮影する際には、できるだけ中央に配置することで歪みを抑えることができます。これを「日の丸構造」と呼びます。また、中央に配置することで、背景をしっかりと取り入れた写真を撮ることができ、その場所の雰囲気を写真に封じ込めることができます。また、LUMIX S9とLUMIX G100Dは自撮りやVlog的な撮影にも向いています。純正オプションの「トライポッド」を使うことで、一人旅でもしっかりと活用できるカメラとレンズです。
超広角レンズは、その特性をしっかりと理解して使うことで、さまざまシーンで活躍できるレンズです。今回紹介した2本のレンズであれば、夏らしい景観をダイナミックに撮影できたり、家族や友人とのトラベルライフを一味違った切り口の写真で彩ることができます。最近のスマートフォンでも多用されるようになった超広角を使いこなし、楽しい思い出をどんどん撮影しましょう。
今回ご紹介したレンズ
LUMIX S 18mm F1.8
ダイナミックな遠近感と高品位な描写性能、近接撮影まで楽しめる、大口径超広角単焦点レンズ。
Panasonic Store Plus販売価格
円(税込)
ご購入はこちらLEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH.
超広角&ハーフマクロで新たな表現を切り拓く、ライカDG大口径・超広角単焦点レンズ
Panasonic Store Plus販売価格
円(税込)
ご購入はこちらLUMIX S9ブラック「夏旅で楽しむ広角レンズの魅力」セット(デジタル一眼カメラ/標準ズームレンズ+単焦点広角レンズ)
SET-DC-S9KS18-K
セット内容
DC-S9K-K
- ・DC-S9(ボディ本体)色:ブラック
- ・交換レンズ
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
S-S18
- LUMIX S 18mm F1.8
Panasonic Store Plus販売価格
円(税込)
ご購入はこちらLUMIX S9シルバー「夏旅で楽しむ広角レンズの魅力」セット(デジタル一眼カメラ/標準ズームレンズ+単焦点広角レンズ)
SET-DC-S9KS18-S
セット内容
DC-S9K-S
- ・DC-S9(ボディ本体)色:ブラック
- ・交換レンズ
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
S-S18
- LUMIX S 18mm F1.8
Panasonic Store Plus販売価格
円(税込)
ご購入はこちらLUMIX G100D 「夏旅で楽しむ広角レンズの魅力」セット(デジタル一眼カメラ/標準ズーム+望遠ズーム+ライカDG単焦点広角レンズ)
SET-DC-G100DWX09
セット内容
DC-G100DW-K
- ・DC-G100DK(ボディ本体)
- ・交換レンズ
LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.(H-FS12032)
LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.(H-FS45150)
H-X09
- LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH.
SUKZ000038(クリーニングキット)
【キット内容】
専用ポーチ/ブロアー/レンズブラシ/クリーニングクロス
ボディキャップ(※)/レンズリアキャップ(※)
※ 同梱されている各キャップはGシリーズ(マイクロフォーサーズ一眼カメラ)向けとなります。
Sシリーズ(DC-S1R-K/ DC-S1-K、フルサイズ一眼カメラ)ではご利用いただけませんので、予めご了承の上、お買い求めください。
Panasonic Store Plus販売価格
円(税込)
ご購入はこちら「夏旅で楽しむ広角レンズの魅力」セット