光を意識した撮影を
軽快ミラーレスで楽しむ
©Atsushi Ogai LUMIX S9・LUMIX S 35mm F1.8・1/2500秒・F3.2・ISO100・35mm
撮影時に意識したい光の向きとは?
光には3種類の向きがある
カメラを初めて購入し、撮影を始める際に最も意識したいのは「光の向き」です。カメラは光を取り入れることで色を識別し、写真の印象を大きく左右します。光の使い方によって写真の雰囲気が大きく変わるため、光の向きを理解することが重要です。
光の向きには、主に3種類あります:
- 順光:正面から差し込む光です。被写体全体に均等に光が当たり、明るくフラットな印象の写真が撮れます。
- サイド光:横から差し込む光です。陰影がつきやすく、立体感や奥行き感のある写真が撮れます。
- 逆光:後ろから差し込む光です。光が被写体を包み込むように照らし、ふわっとした優しい雰囲気の写真が撮れます。ただし、被写体が暗く(アンダー)なりやすいため、ポートレート撮影などでは工夫が必要です。
逆光撮影時に便利なのが「iDレンジコントロール」という機能です。この機能は、背景と被写体の明暗差が大きい場合に、白飛びや黒つぶれを抑えてくれます。光をうまくコントロールすることで、写真のクオリティーが格段に向上します。
初心者の方でも、光の向きを意識するだけで、より魅力的な写真を撮ることができます。ぜひ試してみてください。
光には3種類の向きがある
太陽光は時間帯によって「ケルビン数」という光の色を表す数値が変わります。このケルビン数は、日の出や日の入りの時間帯では低く、晴天の日中では高くなります。ケルビン数が低いと暖色系の赤みがかった光になり、ケルビン数が高いと青みが強い光に変わります。この変化をうまく捉えることで、一日の写真にさまざまな表情を持たせることができます。
通常、カメラのホワイトバランス設定はオートホワイトバランスにしておけば、カメラが自動で適切な色温度を判断してくれます。しかし、撮影した写真がイメージと異なる場合は、ホワイトバランス設定を自分で調整してみるのも一つの方法です。また、フォトスタイルの彩度を少し上げることで、より自分のイメージに近い色合いにすることができます。
光の色を意識することで、写真の雰囲気や印象を大きく変えることができます。ぜひ、ケルビン数やホワイトバランスの設定を試してみて、自分だけの素敵な写真を撮影してみてください。
生活の中にある光を捉えよう
標準域の単焦点レンズは日常使いに最適
©Atsushi Ogai LUMIX S9・LUMIX S 35mm F1.8・1/640秒・F1.8・ISO100・35mm
光を意識した撮影を試したい方には、標準域の単焦点レンズがおすすめです。一般的に35mm換算で35mm〜50mm程度の焦点距離が「標準域」と呼ばれ、人の目の見え方に近いことから、プロカメラマンや写真作家にも愛用されています。光をうまくコントロールしてエモーショナルな写真を撮るためには、撮影の機会を増やすことが重要です。そのため、常に持ち歩けて、自分の目線に近いレンズが最適です。
今回紹介するLUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.とLUMIX S 35mm F1.8は、どちらも小型で軽量なレンズですので、持ち運びが苦になりません。さらに、これらのレンズと組み合わせるカメラとして「LUMIX G100D」や「LUMIX S9」は、カメラ本体が軽量かつコンパクトなため、日常的に持ち歩くのに最適です。
光の使い方を学びながら、日常の風景や瞬間を美しく切り取るために、これらのレンズとカメラを試してみてください。
日常にある刺すような光を撮る
©Atsushi Ogai LUMIX S9・LUMIX S 35mm F1.8・1/250秒・F11・ISO100・35mm
夏らしい光の特徴は、硬く刺すような強い日差しです。一年の中で最も日差しが強いため、このような表現が使われます。この力強い光を活かして、夏の季節感を感じさせる写真を撮ることができます。
おすすめの撮影方法としては、「逆光」を活用することです。逆光を使うことで、視覚的に鋭いイメージを演出しやすくなります。例えば、青々とした葉や木漏れ日を撮影することで、夏の強い光をうまく表現できます。
また、光芒(光の筋)を出すためには、F値を10程度に設定すると良いでしょう。これにより、光がより鋭く、刺すような印象になります。
夏の強い日差しを活かした写真を撮るために、ぜひ逆光やF値の設定を試してみてください。夏の力強い光を捉えた素敵な写真が撮れることでしょう。
花火の光も楽しく撮れる
夏の夜に映える「花火」の撮影が楽しめるレンズ
光は何も太陽光だけではありません。夏の季節にぴったりな光の一つに「花火」があります。今回紹介する2本のレンズはどちらも開放値が非常に明るいため、夜間の撮影にも大活躍します。夏の夜は涼しく、アクティブに動くことができるので、花火や夜景の撮影に最適な季節です。
夜間撮影で気を付けたいポイントの一つが、ISO感度の設定です。夜間撮影ではシャッタースピードが遅くなりがちですが、レンズが明るくても限界があります。そんな時はISO感度を高めに設定すると良いでしょう。
一般的なISO感度の目安は以下の通りです:
・晴天時:ISO 200前後
・曇天時:ISO 400前後
・夕方:ISO 640程度
・夜間:ISO 1600以上
特に花火撮影は非常に暗いシーンでの撮影が多いため、ISO 3200程度まで上げるのがおすすめです。LUMIX S9はフルサイズセンサーを搭載しており、高感度設定時でもノイズが少なく、非常にクリアな撮影が可能です。
©Atsushi Ogai LUMIX S9・LUMIX S 35mm F1.8・1/50秒・F1.8・ISO400・35mm
夏の夜を楽しみながら、明るいレンズと適切なISO感度設定で、花火や夜景の美しい写真を撮影してみてください。きっと素晴らしい瞬間を捉えることができるでしょう。
このように光を意識して撮影することで、写真のバリエーションが豊かになります。その結果、後で見返したときに、さまざまな色合いや雰囲気の写真を楽しむことができます。光を意識することは、写真を撮る上で非常に重要なポイントです。
だからこそ、目線に近く明るいレンズであるLUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.とLUMIX S 35mm F1.8は、キットレンズにプラスして持ちたい最適なレンズです。これらのレンズを使うことで、光をうまくコントロールし、より魅力的な写真を撮影することができます。
光の使い方を学びながら、さまざまなシーンで素晴らしい写真を撮ることができるでしょう。ぜひ、LUMIXの明るい単焦点レンズを活用して、光を意識した撮影を楽しんでください。
今回ご紹介したレンズ
LUMIX S 35mm F1.8
スナップショットからポートレートまで手軽に楽しめる、大口径広角単焦点レンズ
Panasonic Store Plus販売価格
円(税込)
ご購入はこちらLUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.
作品づくりの礎となる、柔らかいボケ味の標準50mm(35mm判換算)レンズ
Panasonic Store Plus販売価格
円(税込)
ご購入はこちらLUMIX S9ブラック「光を意識した撮影を軽快ミラーレスで楽しむ」セット(デジタル一眼カメラ/標準ズームレンズ+単焦点レンズ)
SET-DC-S9KS35-K
セット内容
DC-S9K-K
- ・DC-S9(ボディ本体)色:ブラック
- ・交換レンズ
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
S-S35
- LUMIX S 35mm F1.8
Panasonic Store Plus販売価格
円(税込)
ご購入はこちらLUMIX S9シルバー「光を意識した撮影を軽快ミラーレスで楽しむ」セット(デジタル一眼カメラ/標準ズームレンズ+単焦点レンズ)
SET-DC-S9KS35-S
セット内容
DC-S9K-S
- ・DC-S9(ボディ本体)色:ブラック
- ・交換レンズ
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
S-S35
- LUMIX S 35mm F1.8
Panasonic Store Plus販売価格
円(税込)
ご購入はこちらLUMIX G100D 「光を意識した撮影を軽快ミラーレスで楽しむ」セット(デジタル一眼カメラ/標準ズーム+望遠ズーム+単焦点レンズ)
SET-DC-G100DWH025-K
セット内容
DC-G100DW-K
- ・DC-G100DK(ボディ本体)
- ・交換レンズ
LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.(H-FS12032)
LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.(H-FS45150)
H-H025-K
- LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.
SUKZ000038(クリーニングキット)
【キット内容】
専用ポーチ/ブロアー/レンズブラシ/クリーニングクロス
ボディキャップ(※)/レンズリアキャップ(※)
※ 同梱されている各キャップはGシリーズ(マイクロフォーサーズ一眼カメラ)向けとなります。
Sシリーズ(DC-S1R-K/ DC-S1-K、フルサイズ一眼カメラ)ではご利用いただけませんので、予めご了承の上、お買い求めください。
Panasonic Store Plus販売価格
円(税込)
ご購入はこちら「光を意識した撮影を軽快ミラーレスで楽しむ」セット