自分でできる!
電動アシスト自転車メンテナンスガイド

電動アシスト自転車のメンテナンスは販売店やショップに依頼するだけでなく、自分でも定期的に点検と整備をすることが大切です。この記事では電動アシスト自転車を快適に乗り続けるために知っておきたい、自分でできるメンテナンス方法について解説します。

電動アシスト自転車は定期的なメンテナンスが大切!

電動アシスト自転車を長く使い続けるためには、日頃のメンテナンスが欠かせません。

まずは、メンテナンスの重要性について解説します。

メンテナンスをすることのメリット

日頃からメンテナンスをしておくことで、車体の状態を確認することができるため、不具合に気づきやすくなります。早い段階で気づくことができるため、修繕して長く使い続けたり、故障を未然に防いだりすることにもつながります。

メンテナンスをしないと思わぬ事故やケガにつながるおそれも

電動アシスト自転車には、バッテリー、タイヤ、ブレーキ、ハンドルなど、さまざまなパーツがありますが、これらのパーツは定期的なメンテナンスを怠ると状態が悪くなります。

その結果、走行中突然タイヤがパンクする、ブレーキが利かなくなるなどの不具合が起こる可能性があり、事故やケガにつながるおそれがあります。また、修理が必要となり費用がかかってしまう場合もあります。

そのため、電動アシスト自転車のメンテナンス内容を正しく知り、日常点検をして、必要であれば販売店などで整備しておくことが大切です。

自分でできるメンテナンス方法

電動アシスト自転車で安全に走行するためには、日常的に自転車の汚れを落とし、さび対策や空気圧チェック、ブレーキチェック、注油といったメンテナンスをしておくと良いでしょう。

ここではパナソニックの電動アシスト自転車「ギュット・クルーム・DX」を中心に、自宅で行うべきメンテナンスのポイントについて解説します。

注油について

自転車に注油することで、金属部分の動きが滑らかになり、さび対策にもなります。定期的に実施することが大事です。
電動アシスト自転車で、注油が必要な箇所と注油が禁止の箇所は以下の通りです。

【注油が必要な箇所】
・ブレーキレバー(左・右)
・バッテリーロック
・チェーン
・後輪サークル錠
・テンションプーリー
・スタンド

【注油が禁止の箇所】
・ブレーキ(前・後)
・シートポスト
・リム(前・後)
・タイヤ(前・後)
・チェーンケース
・スピードセンサー

注油で食用油などを使うと硬化するおそれがあるため、必ず自転車用油(自転車用チェーンオイルなど)を使用し、余分なオイルは乾いた布で拭き取ってください。

また、ブレーキ(後)は販売店で専用のグリス(オイル)の注油が必要です。
消耗に関しては個人差がございますが、年に一度は販売店にて注油することを推奨いたします。

空気圧を確認するポイントと空気を入れるときの注意点

日頃のメンテナンスではタイヤの空気圧も確認し、必要があれば空気を入れます。メンテナンス前に確認するべきは「バルブ」と呼ばれる空気を入れる突起部分です。バルブには英式、仏式、米式の3種類があります。

一般的に英式は軽快車や子ども用自転車に、仏式はロードバイクに、米式はマウンテンバイクなどに使われています。
バルブにあった口金・ポンプがメンテナンスに必要になります

快適かつ安全に走行するためには、適正な空気圧が欠かせません。適切な空気量がないとパンクといった故障の原因になり、燃費(走行距離)にも影響が出ます。

適正な空気圧の目安は自転車に乗ったときのタイヤの接地部分の長さですが、適正な接地部の長さは車種によって異なるため、お使いの電動アシスト自転車の取扱説明書を確認してから空気を入れましょう。

こちらのリンクで取り扱い説明書の検索ができます。
電動アシスト自転車取扱説明書(内部リンク)
もし盗難に遭ってしまった場合でも、割引価格で購入できるのは経済的負担の軽減にもなるでしょう。

さらにタイヤに摩耗や切傷がないか、車輪が確実に固定されているか、タイヤに異物がついていないか、スポークに曲がりや切れ、緩みはないかもチェックしましょう。

ブレーキの作動をチェックする

電動アシスト自転車を安全に使うためには、ブレーキの作動チェックが欠かせません。

ブレーキの利きに問題がないか、ブレーキワイヤにさびやほつれがないか、左右ブレーキレバーの取り付け部を押した際に動かないか、開き・引きしろ(レバーの遊び)は適正か、操作したときに円滑に動作するか、ブレーキをかけていないのにブレーキがかかってしまわないか(ブレーキの引きずりの有無)を確認してください。

もしも調整が必要な場合には、自分で調整せずに販売店に依頼しましょう。

ブレーキの作動ではタイヤの骨格部分である「リム」のメンテナンスも必要です。リムの側面が汚れているとブレーキが利きにくくなるだけでなく、ブレーキとの擦れくずや汚れなどが衣服につく可能性があります。

安全にブレーキをかけるためにも、リムに振れや変形がないか、リム(アルミリム)が摩耗してリム交換マークが消えていないかをチェックしましょう。リム交換マークが消えているようなら、新しいリムと交換してください。

乾いた布やブラシで汚れを落とす

自転車に汚れが付着した場合は、こまめに汚れをきれいに落としましょう。まず乾いた布やブラシを使い、自転車に付着した泥や土、ほこりを取り除きます。

がんこな汚れには、台所用洗剤(中性)を水で薄めたものを使い、汚れをきれいに落とします。バッテリーケースの汚れは水を含んだ布などで拭き取りましょう。

【注意点】
このとき気をつけたいのが、水の扱い方です。パナソニックの電動アシスト自転車は、生活防水の基準を満たしていますが、駆動ユニットをはじめ、バッテリーや手元スイッチ、バッテリーライトなどの電装部品や回転部(前後ハブ、ヘッド部など)に水が入ると故障の原因になります。

そのため、ホースで勢いよく水をかけることや、高圧洗浄機やスチーム洗車機の使用はしないでください。もし駆動ユニットやバッテリーなどが水に浸かった場合は、直ちに使用をやめ、販売店に相談してください。

※詳しい取り外し方などについては、商品の取扱説明書を確認してください。

チャイルドシート本体やパッド・グリップバーは、固くしぼった布で水拭きします。汚れがひどいときは中性洗剤を薄めた液で拭き取り、水拭きしてから日陰で乾燥させます。

サンシェードは、洗剤を入れた水もしくはぬるま湯につけたスポンジなどで汚れを拭き取ります。洗剤を使った場合には、洗剤が残らないように布やスポンジでしっかり水拭きをし、乾いた布で水分を拭き取ってから陰干しします。

フットカバーは洗濯用ネットに入れて弱水流で洗濯し、形を整えてから陰干しします。

※詳しい洗濯方法については、商品の取扱説明書を確認してください。

ブレーキワイヤやチェーンなどのさび対策をする

ブレーキワイヤやチェーンなどに付着したさびは、落としておくことが大切です。放置しておくと、ブレーキが利きにくくなったり、チェーンが切れやすくなったりするなど、大変な事故につながる可能性があります。

特に湿気の多い場所や海岸沿い、工場地域、エアコンの室外機の付近、自動車の排出ガスのかかる場所、鉄道の線路際などに電動アシスト自転車を置いている場合はさびが発生しやすいため、お手入れの回数を増やすなど対策をしておきましょう。

また、ステンレス製の部品についても気をつけましょう。ステンレスはさびが発生しにくい金属ですが、使用条件や環境によってはさびが発生する場合があります。

たとえば、鉄道の線路脇や鉄工所の近辺に駐輪していると、ステンレスに付着した鉄粉などがさびる「もらいさび」が発生しやすいため、該当の方はお手入れの回数を増やすようにしましょう。

さらにステンレスは塩素に弱い金属です。塩分や塩素系洗浄剤が付着したときは、水を含んだ布などでしっかり拭き取ってください。

融雪剤や農薬を散布した道路を走ったあと、台風が通過したあとなども、水道水で薬剤や塩分を流してから乾いた布で拭き取りましょう。

その他、乗車前に点検すべきポイント

日頃のメンテナンスはもちろんのこと、安全に走行するためには乗車前の点検も必要です。以下に、特に乗車前に点検すべき箇所について解説します。点検する際は、電源を切った状態で行ってください。

ハンドル

ハンドル部分では、ハンドルの固定が確実か、ハンドルがスムーズに回転するか、ハンドルの角度が前輪に対して直角か、ハンドルが左右の方向に60度以上回転するか、また360度回転していないかを点検します。調整が必要な場合には、販売店に依頼してください。

サドル

サドルはしっかりと固定されているか、フレームと平行になっているか、サドルの上面と地面が平行になっているかを点検します。また、サドルに座ったときに両足が地面につくかも確認しましょう。

サドルの高さや向きを直すときは、シートピンを緩め、高さと向きを調整したら再びシートピンを締めます。

締めたシートピンは体に当たらない位置に固定し、最後にサドルにがたつきやずれがないかを確認しましょう。

ブレーキ

電動アシスト自転車に乗る前は、前後ブレーキの作動も欠かせません。また、タイヤやブレーキから異音がしないか、ブレーキレバーの遊びが大きいままか、もしくは小さいままかどうか(ブレーキが利かないもしくは利き過ぎているか)を確認します。

もしも不具合がある場合には、自転車に乗らず、すぐに販売店で点検を受けてください。

ライト

ライトの点検では、点灯するか、取り付け角度は適切か、ライトに割れやがたつき、汚れはないか、コードにたるみや断線、損傷はないか、反射面が地面と前車輪に対して直角かどうかを確認してください。

調整が必要な場合は、販売店に依頼しましょう。

チャイルドシート

チャイルドシートをつける際は、まず取扱説明書で最大積載質量を確認してください。チャイルドシートを前のみにつける場合、後ろのみにつける場合、前後の両方につける場合で、最大積載質量が異なります。

また、お子さまの乗せ方にもいくつか注意が必要です。お子さまを乗せ降ろしする際は、スタンドロックが正常なロック位置であることを確認しましょう。

位置が正常でないと、スタンドが跳ね上がって転倒してケガをするおそれがあります。お子さまを乗せる前には、後輪サークル錠が解錠していることも必ず確認してください。

後輪サークル錠が閉まったままスタンド解除動作を行うと車体のバランスが崩れて転倒しやすくなり、大変危険です。

お子さまを乗せてスタンドを操作する場合は、ふらつきや転倒によるケガを防ぐために十分に練習してから行いましょう。

パナソニックの電動アシスト自転車なら製品本体・パーツ保証サービスあり!

取扱説明書、本体貼付ラベル等の注意書に従った使用状態で、上記期間内に品質不良や欠陥が生じた場合には、お買い求めいただいた販売店にて無料で修理を受けることができます。

  • 加入方法 : 加入手続きは不要です。

    ※ご購入時に付属する保証書が必要になります。

    保証期間 : ご購入日より

  • 対象車種 : パナソニックの電動アシスト自転車全モデル**

    パートナーシリーズは、保証内容が異なります。

    補償について、詳しくはこちらをご覧ください。
    保障に関して(内部リンク)

*「生活防水」とは「IEC(国際電気標準会議)」によって定められている防水規格のうち、IPX4(あらゆる方向からの散水を5分行っても浸水がない)等級を満たすものを指す。

** 保証対象かどうかは、販売店で自転車と保証書の内容を確認した上で、判断させていただきます。

※1 保証サービスの対象は、2011年モデル以降の本体・バッテリー(交換用バッテリーを含む)・駆動ユニット・フレーム・フロントフォークです。保証内容について詳しくは販売店に問い合わせ、もしくは製品付属の保証書をご覧ください。

※2 バッテリーの保証基準…ご購入から2年以内、満充電回数700回以内で、初期容量の50%以下に劣化した場合。

※3 商品登録を完了いただくとバッテリー保証が2年から3年に1年延長されます。

パナソニックでは、お子さまと一緒の時間を楽しくする「Gyutto(ギュット)」、街乗りやショッピングで使いやすい「ViVi(ビビ)」、1回の充電でたっぷり走れて通勤通学にぴったりの「TiMO(ティモ)」など、多様なモデルの電動アシスト自転車をご用意しています。

電動アシスト自転車のご購入を検討中の方は、選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。

ギュット・クルーム・EX

218,000

24年発売版
ご購入はこちら

200,000

23年発売版
ご購入はこちら

ビビ・DX

143,000

ご購入はこちら

ティモ・A

150,000

ご購入はこちら

まとめ

電動アシスト自転車を安全かつ快適に使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。電動アシスト自転車を購入した際には、まず取扱説明書をよく読み、正しいメンテナンス方法、使用方法を確認してから日常点検を行いましょう。
また、整備が必要であれば無理に自分では行わず、速やかに販売店に依頼しましょう。

電動アシスト自転車のお役立ち情報