電動歯ブラシの効果を最大限に引き出す!
効果的な使い方やお手入れ方法

近年は手軽な価格やデザイン性の高いものなどラインナップが豊富になり、使用する方も増えてきている電動歯ブラシ。歯に軽く当てるだけで汚れを効率よく落としてくれる電動歯ブラシは、とても便利なアイテムです。
そんな電動歯ブラシの効果を最大限に引き出す正しい使用方法やお手入れ方法をチェックして、お口の健康サポートに役立てましょう!
電動歯ブラシの効果を引き出す磨き方
電動歯ブラシは、日々の歯磨きの効率化に大きく貢献してくれていますが、皆さんは正しい方法で使用できていますか?
便利で役立つアイテムだからこそ、適切な使い方をチェックして電動歯ブラシの効果を十分に引き出したいものですよね。そこでここでは、電動歯ブラシを使うときに気をつけたい、歯の磨き方をご紹介します。
1.かみ合わせの部分は、ブラシを垂直に当てよう
かみ合わせの面積が広い部分は、ブラシを垂直に当てて振動が均等に伝わるようにしましょう。歯に振動が均等に伝わることで、磨き残しを防止します。
2.歯と歯茎の境目、歯周ポケット部分は、ブラシを斜め45°に当てよう
歯と歯茎の境目にある歯周ポケットには歯垢(しこう)がたまりやすく、磨き残しが多くなりがち。 磨き残しは、虫歯や歯周病の原因になる可能性があります。そのため、歯と歯茎の境目や歯周ポケット部分は、斜め45°の角度でブラシを当て、くぼみ部分の汚れを取り除くよう意識しましょう。
3.歯にやさしく当てて使おう
電動歯ブラシや通常の歯ブラシで磨くときは、ブラシを強く押し付けない ようにしてください。ブラシを強く押し付けると毛先が広がり、歯茎や口中の粘膜を傷つける原因になる恐れがあります。
また、最近では電動歯ブラシのブラシにもさまざまなタイプが登場しています。例えば、極細毛ブラシやポイント用ブラシなど、ご自分の用途やお悩みに合ったブラシを選択可能。ブラシを細かく使い分けることで、電動歯ブラシの効果をさらに引き出すことにもつながります。ぜひこの機会に、お手持ちの電動歯ブラシに適合するブラシはどの種類か、確かめてはいかがでしょうか。
※必ず対応本体品番をお確かめの上、ご購入ください
電動歯ブラシのお手入れ方法

お手入れの基本は、電動歯ブラシを使用したらブラシを流水ですすぎ、そのあとしっかり乾燥させることです。ブラシを常に清潔な状態に保つことで、ブラッシングの効果を高めたりブラシの劣化を防いだりできますよ。
もし、歯垢(しこう)や食べカスがブラシに付着したままの場合、雑菌やカビが繁殖しやすくなるため衛生的ではありません。もちろん、ブラシ部分だけではなく、ブラシヘッドと本体の継ぎ目、電動歯ブラシ本体の汚れもきれいに落としましょう。また、ブラシヘッドと本体の継ぎ目部分にゴミや汚れがたまると、接触不良を起こして故障の原因になる可能性もあるため、気をつけてくださいね。
ちなみに、本体に「イオンパネル」がついた電動歯ブラシを使用している方は、そのパネル部分も清潔にしておくとより高いブラッシングパフォーマンスを得られます。
※お手入れに関しては、取扱説明書に説明がありますので、参考にしてください。
ブラシの替え時期は?
電動歯ブラシのブラシ部分の交換時期は、メーカーや機種によって異なります。ただし、一般的に推奨されている交換時期は、3カ月です。たとえ、電動歯ブラシのケアを十分に行って丁寧に扱っていたとしても、ブラシは消耗品のため劣化は避けられません。
また、もし3カ月経過していなくても、ブラシの毛先が開いてしまった、変色してきたと感じたら、3カ月を待たず早めに交換しましょう。
歯みがき粉はどんなものがおすすめ?

電動歯ブラシにも、歯みがき粉をつけて使用している方が多いはずです。しかし実は、電動歯ブラシは必ずしも歯みがき粉をつけなくても歯垢(しこう)を落とすことができるものが多いです。
そうはいっても、歯磨きを楽にしたり、口の中に清涼感を与えたりする歯みがき粉の作用も見逃せませんよね。
具体的な歯みがき粉の役割は、「歯垢(しこう)を除去しやすくする」「歯垢(しこう)を付着しにくくする」「口臭を抑える」「歯の再石灰化を促す」などさまざま。電動歯ブラシと歯みがき粉を併用することで、より効果的なオーラルケアが可能になります。
歯磨き剤を使う場合には「米粒大」を目安にしましょう。研磨剤不使用の歯みがき粉を使用すれば歯の磨きすぎによる摩耗を防げます。発泡剤不使用の歯みがき粉であれば、泡が立ちすぎることで電動歯ブラシの使用を邪魔されるようなこともなく、スムーズに磨くことができますよ。
おわりに
今回は、電動歯ブラシの効果を最大限に引き出すための、電動歯ブラシの効果的な使い方とお手入れ方法についてご紹介しました。
毎日の歯磨きを楽に、そして快適にしてくれる電動歯ブラシ。ブラッシングやお手入れを適切な方法で実施できれば、お口の健康サポートに役立ちます。トラブル知らずの歯を目指して、ぜひ今日から実践してみましょう!