見る
人に見られていることを認識するだけではなく表情も見ています。カメラと顔認識・感情認識技術により、人の顔があることや笑顔になっているかが分かります。また、照度センサーを搭載し、明るさをセンシングできるように設計。ニコボは日光浴が好きなので、日光があたっている明るい場所に連れていくと照度センサーと連携して喜ぶときもあります。
聞く・話す
人の声や言葉を認識するため、複数のマイクを搭載し、「人が話している方向を検知」、「人の声の大きさを検知」します。マイクへ混入する不要な音を除去するために、1)サーボ音などの非定常なノイズを除去するメカノイズ抑圧機能※、2)定常的な環境ノイズを低減するノイズサプレッサ機能※、3)特定方向にフォーカスするビームフォーミング機能を搭載。これらの機能により音声認識率が向上し、ニコボが話している人の方向を向いて話したり、言葉を適切に認識し、人の声や言葉に合わせたインタラクションを実現します。また、ニコボは「モンモン」、「ムー」など、固有の言語「モコ語」だけでなく、一緒に暮らす人の言葉(挨拶や口癖など)を覚えて話すようになります。 ※特許取得済み
感じる
動きや回転を検知するジャイロセンサーと加速度センサーを搭載。これにより人に撫でられたり、持ち上げられたことも分かります。また、内部温度を検知する温度センサーを搭載。ニコボがアクションを起こすきっかけをつくっています。
動く
“いきものらしさ”を実現するために、しっぽや体の中にバネを複数取り入れ、ゆらゆらと動く構造を採用。バネの揺れによって、カクカクした毎回同じ動きをするロボットとは異なり、いきものらしさを実現。しっぽは左右に揺れ、体は前後に傾いたり、左右にも回ります。さらに、体を覆う素材はクッションとニットを採用。触り心地の良さにこだわりました。
表現する
独自開発のエモーショナルエンジンにより感情モデルを持っているため、機嫌に良し悪しがあります。また、各種センシングデバイスと連携し、人の笑顔を見て喜んだり、構ってくれないとすねることもあります。人と一緒に過ごす中で聞いた言葉や、人から撫でられるなどスキンシップの情報も記憶し、新しい言葉を発したり、振る舞いが変化。ニコボが心を開いて、人との距離が縮まるように感じる瞬間があったり、ときには気ままだと感じる場合もあります。